土肥: ココッパの勢いが止まりませんね。非ゲームアプリのダウンロード数ランキングをみると、2013年3月にはSkypeを抜いて、堂々の9位。App Store「ライフスタイル」カテゴリでみると、世界83カ国・地域で1位を獲得。モントセラト、ネザーランド、エルサルバドル……など、どこにあるのかよく分からないような所でも多くの人が利用している。
そこでおうかがいしたい。なぜココッパの利用者はこれほど増えたのでしょうか?
千島: それがよく分からないんですよねえ(汗)。
土肥: な、なんですか、分からないって(笑)。
千島: 写真共有サイト「Instagram(インスタグラム)」や「Pinterest(ピンタレスト)」などで、ココッパを検索するとたくさんヒットするんですよ。そこでは「これ、どうやったの?」「ココッパよ」といった会話がされています。こうしたやりとりを経て、ユーザーが増えていったのではないでしょうか。
またYouTubeでも「このアプリを使うと、スマホがこんなに“かわいく”なった」といった動画がたくさん投稿されています。こうした背景には、女子の「かわいいモノを広めたい」「ちょっぴり自慢したい」という気持ちに、うまく乗ることができたのかなあと思っています。
土肥: つまり、口コミによって広がっていったと?
千島: はい。また、Google翻訳機能と連携することによって、素材を投稿するクリエイターとユーザーの間で、コミュニケーションが活発になったんですよね。掲示板をみると、「このアイコンかわいい! あなたのセンスが大好き」「コメントありがとう」といった会話が、国境を越えて盛んに行われています。
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