皆さんお久しぶりです、中山順司です。Business Media 誠では「父と娘の週末トーク」と題して連載コラムを書いていました。お読みになった誠読者の方も多いのではないでしょうか。「あぁ、キモいおっさんが娘に冷たくされていた、あの気持ち悪い記事ね?」と思った方、その通りです、アレです。
連載2回目、2013年11月に掲載されたコラム「お父さんがキモい理由を説明するね」は非常に多くの方に読まれ、2日で100万PV(累計で126万PV)を越えるというヒット記事に。この記事が広まったのがきっかけとなり、出版社から連載の書籍化を打診され、「これもなにかのご縁」ということで、連載をまとめた本『お父さんがキモい理由を説明するね』が4月19日に発売されました。
「キモい父さんが本になったんですよ」と誠編集部に連絡したところ、「それはめでたい! 終了した連載だけど、そういうことなら書籍化記念ということで一回だけ復活させましょうよ。そうですねえ、連載時とは逆に、娘さんにお父さんについて書いてもらうというのはどうですか?」という返事をもらって決まったこの番外編。そんなわけで今回は、番外編として改めて「父と娘のマジトーク」を娘と振り返ってみます。中学生の娘・サオリ(仮名)にも原稿を書いてもらいましたので、お楽しみに。
父: サオリ、喜べ! お父さんとお前のマジトークが書籍になったぞ。
娘: うーむ、とうとう書籍化されてしまったか……。
父: どうして喜んでくれないの?
娘: いや、あたしとお父さんのくだらない会話が、本になってしまうことが不思議で不思議で(笑)。
父: 何を言う! 父と娘の珠玉の会話だぞ。お父さんだって、他の家庭の父と娘がどんなふうに接しているのか、知りたいもん。くだるか、くだらないかは、我々の決めることじゃない。
娘: それにしてもさ、そもそも何がキッカケで、書籍化って話になったの?
父: 「お父さんがキモい理由を説明するね」って記事が、Business Media 誠で記録を樹立(※)するほど読まれたんだが、それが出版社さんの目に留まったんだ。で、書籍化しませんかってお誘いを受けたの。
娘: 本のプロの人が「これはイケるネタだ!」って感じてくれたんだ。思いもしないことが、世の中に評価されることがあるんだね。
父: 本当だよな。お父さんも、話があったときは「何かの冗談だろ」って思ったくらいだ。人生で一度は自分の書籍を出してみたかったから、そういう意味ではとてもウレシイんだが、まさか処女作がこんなタイトルになろうとは……。
娘: それは自業自得。いまだに、「キモい お父さん」で検索すると、あたしらの記事がびっしりなんでしょ?
父: おうよ。検索順位1位どころか、検索結果ほぼすべてを独占しているぞ。この記録を塗り替えるのは至難の業だ。
娘: 目指す人なんていないってば(笑)。
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