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» 2014年05月02日 08時00分 公開

ご一緒に“おでん”いかがですか:コンビニには“絶対に止められないキャンペーン”がある (2/4)

[川乃もりや,Business Media 誠]

課長: 今度の新商品どうかな? 売れそうか?

ヒラ: いや〜微妙ですね。売れるかもしれないし、売れないかもしれない。あっ、そうだ! キャンペーン予算が余っているので、それ使いましょうよ。

課長: ま、ダメもとでキャンペーンをするか。なにもしないで、部長に「売れなかったです」と報告できないもんな。じゃ、いつもの感じで頼む。

 メーカー側は、新商品を発売して、お店に出荷すれば、ある程度の利益を確保することができる。なので、コンビニ側から「じゃあ、いつもの協賛金をいただけますか?」と要求されても、利益が見込めるので「あ、いいですよ。お安いご用で」となるのだ。

コンビニ本部の“うまみ”

 多くのメーカーは次から次に、キャンペーンをしようとするが、一方のコンビニにとってはどのようなメリットがあるのだろうか。本部には、絶対に変わらない方針がある。それは「お店にできるだけ多くの商品を仕入れてもらう」ことだ。理由は簡単。「もうかる」からだ。

 最近、お店の廃棄ロスの一部を負担しているチェーンが増えてきたが、それでも大部分の廃棄は店舗負担となっている。(廃棄ロスと利益の問題については、誠ブログで紹介していますので、コチラをご覧ください)

 コンビニ本部が売り上げを伸ばすためにやらなければいけないことは、お店の商品を欠品させないこと。お店のオーナーは、欠品と廃棄のバランスを考えて発注しなければいけないが、廃棄ロスを考える必要がない本部は、とにかく発注してもらうことで、利益を生み出しているのだ。

 ここまで書いて、勘のスルドイ読者は、もうお察ししていることだろう。本部にとっては「お金のかからないキャンペーン」と「廃棄ロスという心配がない」――この2つの“うまみ”があるので、つまらないキャンペーンが何度も何度も繰り返されるのだ。

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