「ニコニコ超会議3」に行ってきました誠 Weekly Access Top10(2014年4月21日〜4月27日)

» 2014年05月02日 10時00分 公開
[池田憲弘,Business Media 誠]

 「Business Media 誠」の記事アクセスランキング「誠 Weekly Access Top10」。今回は2014年4月21日から4月27日までの集計です。

 先週の1位は、連載「窪田順生の時事日想」から、「『セウォル号事故』で韓国が日本の支援を断ったのは『反日』だからではない」でした。韓国の旅客船「セウォル号」の沈没事故は、ワイドショーなどのテレビ番組で連日のように報道され、大きな話題になりました。記事では、韓国政府が日本からの支援を断ったのは、済州島周辺の地理や航路といった機密情報を守りたかったからだと窪田氏は述べています。

 4位には「“キモい父”が本になった! 娘を持つすべてのお父さんへ、中学生女子が伝えたいこと」がランクイン。2013年秋に展開していた連載「父と娘のマジトーク」が書籍として発売する記念に“番外編”を掲載しました。書籍は連載の内容に加え、描き下ろしのエピソードも追加しています。連載の第1回は10位に、第2回は5位に入っているので合わせてどうぞ。

ネットとリアルの融合を体験できる場所

photo 4月26日と27日の2日間、幕張メッセで「ニコニコ超会議3」が行われた

 ゴールデンウィークの初日、幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議3」に行ってきました。このイベントは、ニワンゴ(ドワンゴの子会社)が提供する動画共有サービス「ニコニコ動画」の“ほぼすべてを地上に再現する”というもの。ニコニコ動画内で人気のコンテンツや協賛企業などのブースが所狭しと並び、イベントを盛り上げていました。

 今回で3回目を迎えた本イベントですが、2日で来場者は12万人を超えるなどイベントの規模は年々大きくなっています。オタク向けのイベントかと思いきや、自民党のほか、民主党や公明党などの政党もブースを出すなど、まさに“カオス”な状況。街宣車に乗った安倍首相があいさつする一幕もありました(参考記事)

 個人的に興味深かったのは、イベント内で大相撲の地方巡業を行ったこと。相撲の取り組みはネットで中継されていて、土俵の後方に設置した大きなスクリーンに映し出されていました。視聴者のすべてのコメントがリアルタイムで中継画面に映し出される仕様(ニコニコ動画と同じシステム)で、イベント参加者と中継の視聴者が、それぞれ違った方法で楽しみながら一体感を味わえるのがいい! かなり新鮮な感覚でした。

photophoto さまざまなブースが並ぶなか、相撲巡業のイベントが存在感を放っている(左)。土俵の奥には大型スクリーンが設置されており、Web上で中継を行った(右)(出典:ニコニコ超会議3 HP)

 いずれはすべてのスポーツ中継やテレビ番組が、こんな形で“視聴者参加型”を実現してくれると面白いなぁ、と思ったり。そんな「ネットとリアルの融合」の1つのカタチがニコニコ超会議3にはありました。

photo オタク文化の祭典にふさわしい「痛車」(アニメやゲームのラッピングを施したりやステッカーを貼ったりした車)の展示も盛り上がっていた。高級スポーツカーを思い切り「台無し」にするさまは、驚きを通り越してすがすがしさを覚えるほど。ちなみにこの展示ブースの周りには、セグウェイ体験コーナーやライブ会場(J-POP歌手なども出る)があるなど、ジャンルや集まる人もバラバラだった

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