4月に消費税増税が適用されましたが、節約意識が高まりましたか? 世帯年収1000万円以上の人に聞いたところ「節約意識が高まった(非常に+どちらかといえば)」と答えたのは39.9%であることが、ECサイトを運営しているルクサの調査で分かった。
増税が決定した直後の2013年10月に行った調査では、65.4%が「節約意識が高まる」と回答。増税後に節約意識が約25ポイントも減って背景として、「4月からベースアップ(賃金水準の引き上げ)や定期昇給を実施する企業も多く、好景気の影響もあり、世帯年収1000万円以上の家庭は増税後に節約意識が強まらなかった人が多かったと考えられる」(ルクサ)
「節約意識が高まった」と答えた人は、どんなモノ・サービスを節約しているのだろうか。予算が10%以上減少したモノ・サービスを聞いたところ「衣類」(73.3%)がトップ。次いで「家具・インテリア」(64.3%)、「旅行・レジャー」(58.4%)と続いた。一方、予算が変わらなかったのは「教育費」(86.2%)がトップ。次いで「通信費」(78.7%)、「光熱費」(68.8%)、「食料品」(63.8%)だった。
増税前に駆け込み消費をしたのは44.8%。どんなモノを購入したのかを聞いたところ「自動車関連」「家電」「家具」「交通費」「医療費」が多かったのに対し、「日用品」「食料品」については少なかった。「単価が高く、増税後の家計へのインパクトが大きい消費が顕著にみられた」(同社)
インターネットによる調査で、世帯年収1000万円を超える男女498人が回答した。調査期間は4月15日から21日まで。
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