本連載は、関厳著、書籍『東大生はなぜ会社で使えないのか?』(中経出版)から一部抜粋、編集しています。
マジメだけど、コミュニケーション能力が低く、根性がないくせにプライドが高い!
「ゆとり世代」と「東大生」は似ています。どちらも会社では「使えない」と思われているかもしれないけど、そんなことはありません。会社で力を発揮できるように変えていけばいいだけです。
・すぐやれることはその場でやれ!
・「イケてる先輩」を見つけろ!
・自分の上司を管理しろ!
・絶対にやる「プロミスリスト」をつくれ!
・自分で自分にメールを送れ!
・入社3年目までは新聞を読むな!
「スキル」と「心構え」さえ身につければ、優秀なビジネスマンになれるのです。35歳、東大出身のコンサル会社社長がその方法を教えます!
若手ビジネスマンの中には、「社会で働くうえでは、物事を合理的に考え、論理的に振る舞うべきだ」と考えている人が多くいると思います。
しかし、感情を置き忘れた人は、絶対に大成しません。コンサルタントはイメージとして合理性のかたまりのように思われていますが、活躍している人には感情的な性格の持ち主が非常に多い。世の中でリーダーシップを取っている人のなかにも、感情の強い方がたくさんいます。
感情は心に深く刻まれる度合いが強いため、沸き出すエネルギーが強くなり、モチベーションとして長続きするからです。
反対に感情を殺してしまうと、エネルギーの源泉がなくなり、「物事を変えてやる」という気持ちがなくなっていく。感情を表に出すか、否かの問題はありますが、感情の起伏は意図的に残しておくべきです。
ビジネスには、目標を立てて計画をつくり、実行するというサイクルがあります。最後に待っているのが、達成できたか、できなかったかという結果。
私は達成できた場合、結果やプロセスを心から喜ぶようにしています。反対に未達成のときには思い切り悔しがり、「次こそは達成してやる」と誓います。
こういった達成、未達成からくる感情の刺激こそ、仕事のおもしろさだと思います。それが、困難な仕事にチャレンジするモチベーションになってくる。
「悔しい。次こそは成功させてやる」という気持ちが感情として刻み込まれていかないと、次のアクションが起こってきません。
悪い意味での大人にはならず、感情を残しておくべきです。
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