さまざまな敗因があるだろうが、ザッケローニ監督の組織力が日本代表においてフィットできなかったのは間違いのないところ。結果論であれこれ言うのはおかしいという指摘もあるかもしれないが、結果を出せなければ批判されるのは当然だ。
ひと昔前のように「決勝トーナメントには進めなかったけど、精一杯がんばりましたね」と、ただ拍手を送っているだけでは、この先も日本代表に成長など見込めない。「2050年までにFIFA・W杯を日本で開催し、日本代表はその大会の優勝チームとなる」という「JFA(日本サッカー協会)2005年宣言」を遂行するための猶予は、今大会を含め10回しか残されていないのだ。だからこそザッケローニ監督は結果を求められ、その対価として180万ユーロ(約2億5000万円)もの高い年俸を得ていたのである。
失敗の責任は負わなければならないだろう。組織社会に生きるビジネスパーソンにとっても、ザックジャパンの失敗は決して他人事とは言えない。
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