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» 2014年12月10日 08時00分 UPDATE

仕事をしたら"脇役”が主役になった:台湾でヒットしたのは代打「モスライスバーガー」……知られざる歴史に涙 (3/7)

[土肥義則,Business Media 誠]

“口コミ作戦”は成功!?

土肥: なぜそんな地道な作業ができたのでしょうか。大企業の部長さんにもなれば「オレにそんなことをさせるのかっ。バカモノ!」と言って、怒られそうですが……。

モス: 弊社の社風のようなものが関係しているのかもしれません。というのも日本で創業(1972年)したときも、誰も「モスバーガー」なんて知らないわけですよ。1人でも多くの人に知ってもらうために、創業者が先頭に立ってサービス券を配っていました。

土肥: 店の前を歩いている人に配るのは、よくある話ですが、仕事が終わってから「会う人・会う人」にまで配るのはなかなかできないことですよねえ。

モス: 日本でもすぐに広告を打つことができなかったので、口コミによる営業活動しかできませんでした。サービス券を配って、1人でも多くの人に食べてもらう。そして「おいしい」と感じていただければ「また、行こう」となるかもしれません。中には「おいしい店ができたぞ。一緒に行かない?」と言って、友人や知人を誘って来店してくれるかもしれません。そうして徐々にですが、お客さんが増えていきました。

土肥: なるほど。日本での“口コミ作戦”が成功したので、台湾でも同じことを行ったわけですね。そして、すぐに結果が出た。

モス: いえ、最初は苦戦しました。日本でよく売れていた「モスバーガー」や「テリヤキバーガー」が売れるだろうと思っていたのですが、現地の人たちに受け入れてもらえませんでした。

土肥: それはなぜですか?

yd_mos4.jpg 台湾でのメニュー(時期によって異なります)

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