YouTuberがどれだけ稼いでいるのかまとめてみた(1/5 ページ)

» 2015年02月09日 07時00分 公開
[深澤祐援,Credo]
Credo

 任天堂が、YouTubeに投稿された「任天堂の著作物が含まれる動画」からの広告収益を投稿者に分配するNintendo Creators Programのベータサービスを始めました。

 これまで任天堂ゲームのプレイ動画などによる広告収益は、YouTubeのルールにのっとり元の権利者である任天堂がすべて得ていましたが、今後は投稿者にも分配されます。

 最近、こういう動画投稿サイトで収益を上げることに関心がもたれるようになり、YouTubeで生活の収益を得る人たちは”YouTuber”と呼ばれ、彼らをマネジメントする事務所まで設立されるほどになりました(参照リンク:YouTuber最大1000人採用へ-HIKAKINさん所属「UUUM」が大胆な一手

 今回は、このYouTuberらの収益に焦点を当てて、その分布にどういう特徴が見られるのか、そしてそのデータから今後のYouTubeの動向としてどのようなものが考えられるかを推測してみます。

※本文で使用しているグラフについては、YouTubeやTwitchなどの統計情報をまとめているSocialBladeのデータを使用しており、データは全てチャンネル別にソートされたものです。そのため、1人のユーザーが複数のチャンネルを保持していても別々にカウントしています。なお、今回算出した広告収入は日本で推定された基準にもとづいて行ったものです。予めご了承下さい。


全体の収入分布について

 まず、全体の中でのトップ500人の収入を用いて分布図を作成しました。

 最も多かったのは、5000万円から1億円までの範囲です。広告収入だけでこれだけ稼いでいるのは驚きですが、数名ですが5億円以上稼いでいる人も存在しており、YouTubeの規模の大きさを思い知る数字となりました。

 続いて、この値を前提に各国・ジャンル毎に分布を比較していきましょう。以下、トップ100のみを用いて作成しました。

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