インタビュー
» 2015年04月22日 08時20分 公開

受注を減らしたのに、なぜ「チョコモナカジャンボ」は3倍も売れたのか水曜インタビュー劇場(アイス公演)(3/7 ページ)

[土肥義則,ITmedia]

モナカのパリパリ感がより鮮明に

土肥: 吸湿防止効果ってなんですか?

山田: アイスとモナカが接していると、アイスの水分がモナカに浸み込んでフニャフニャになってしまう。アイスからの水分をモナカに浸透させないためには、間にあるチョコレートが“膜”のような役割を果たさなければいけません。

 研究をしている人間は、このチョコレートの配合をずっと見直しているんですよ。どうすればアイスの水分がモナカに届かないようにできるのか。ああでもないこうでもないと研究を繰り返して、1日でも延ばすことができれば、上司から「よくやった!」と褒められる。そんな研究をずっと行っているんです。

 吸湿防止効果の高いチョコレートを開発しても、それをモナカにまんべんなくきれいにコーティングしなければいけません。モナカ全体にチョコレートを塗って、どこからもアイスが入りこまないようにしなければいけないのですが、この技術は簡単ではありません。

 ちなみに、モナカの部分をパカッと外していただけますか。モナカにはチョコレートがきれいにコーティングされているはず。

土肥: ちょっとお待ちください。(モナカを外してみると)あっ、確かにまんべんなくチョコレートがコーティングされていますね。

山田: チョコレートに穴ができていたり、凸凹していたらダメなんです。そこからアイスの水分が抜けていきますからね。

 で、ここで何が言いたいかというと、チョコレートがきれいにコーティングされたことで、モナカのパリパリ感がより鮮明になったんです。

土肥: チョコモナカジャンボの肩を持つわけではないのですが、モナカの部分はフニャフニャよりもパリパリのほうがおいしい。競合商品に比べてパリパリしているなあと感じるのですが、なぜ他社はパリパリを真似ようとしなかったのでしょうか。

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