まるで“モグラ叩き”のよう? モンスタークレーマーの撃退法新連載・ご一緒に“おでん”いかがですか 2(2/4 ページ)

» 2015年06月22日 08時00分 公開
[川乃もりやITmedia]

モンスタークレーマーは“かまってちゃん”

 筆者が思うに、多くのモンスタークレーマーは単なる“かまってちゃん”である。誰でもいいから、自分の存在を認めてもらいたいのだ。そのため、自分に対して言い返してこない相手にはしつこく絡んでくる。

 クレームを最初に受けるのは、多くの時間を接客に費やすアルバイトだ。ほとんどの攻撃パターンは、最初に接客したアルバイトに絡んでクレームを言い、アルバイトでは対応しきれず、責任者が対応して謝るという流れになる。これでクレーマーは店を征服したような気分になるのか、最高責任者が出てきて謝ることで満足する。

 満足して終わればいいが、やっかいなのは、一度このパターンにハマると繰り返されてしまうことだ。多くの場合、繰り返されることによって「この人はモンスタークレーマーだったのか」と認識する。

 また、なぜ彼らはモンスタークレーマーになったのか。ひょっとしたら、店側にも責任があるのかもしれない。どういうことかというと、最初の対応で店側が「すいません、すいません」と平謝りすることで、彼らはスッキリする。一度だけでなく、二度三度と続くことで、「自分はエラくなった」と勘違いしているのではないだろうか。

(写真はイメージです)

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