1つの喜びで立ち止まってはいけない外資系エグゼクティブの働き方(2/2 ページ)

» 2015年07月08日 06時00分 公開
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「気がついたらここにいた」

(写真と本文は関係ありません)

 ですが、彼には1つの強みがありました。「絶対にとことん上まで行く」という決意です。そしてどんなときにもそれを忘れず、1つ目標を達成すると、そこで満足せずにすぐに次の目標を自らに課していたのだそうです。

 時々、「もうここまできたからいいんじゃないか?」という甘い囁きが自分の内側から聞こえたそうです。しかし、それでも常に自分をプッシュすることで、仕事だけでなく、人間関係やマネジメント、知識、全ての面において自分が豊かになっていったと言います。

 「それでね、気がついたらここにいたんだよ」

 こともなげに言った彼は、何もないところから常に自分を押し上げてきた人にしかない自信にあふれていました。

 「止まってしまったら、満足してしまったら、そこで終わりなんだ。仕事だけじゃないよ。人間関係だって、私生活だってそう。終わりはないからね。どんなに小さくてもいいから常に目標を持つことで、毎日が張り合いのあるものになるよ」

 あっという間に時間が経ってしまいましたが、本当に有意義な話を聞くことができました。確かに、行動し、常に目標を持って自分をプッシュしていくのは簡単なことではありません。でもやっただけのものが自分に返ってくるとしたら、決して損にはならず失うものもないのではないでしょうか。

 今の自分や環境に安堵せずに「立ち止まらず」に進んでいけば、必ず新たな目標にたどり着けるはずです。「自分には無理かもしれない」と思ったとき、それはさらに自分が成長するために超えるべき壁が現れたサインです。

今回のポイント

「可能性」は、立ち止まらずに次の目標へ進んだ人だけに広がる


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