調査リポート
6月の新車販売台数、2万台超えのプリウスが軽自動車を含めてもトップに
日本自動車販売協会連合会は、6月の新車販売ランキング(輸入車および軽自動車を除く)を発表、トヨタ自動車の「プリウス」が前年同月比257.8%増の2万2292台で、軽自動車を含めた販売台数ランキングでもトップとなった。
日本自動車販売協会連合会は7月6日、6月の新車販売ランキング(輸入車および軽自動車を除く)を発表、5月18日に新型を発売したトヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」が前年同月比257.8%増の2万2292台で、5月に続いてトップとなった。販売台数が月2万台を超えるのは、2008年3月の「フィット」「カローラ」以来のこと。
軽自動車を含めたランキング(参照リンク)でもトップで、スズキの「ワゴンR」(16185台)、ダイハツ工業の「ムーヴ」(14935台)や「タント」(13243台)などの販売台数を大幅に上回った。4月から始まったエコカー減税や環境意識の高まりが追い風となったようで、本田技研工業のハイブリッド車「インサイト」も8782台(4位)と好調を維持している。
6月の新車販売台数(輸入車および軽自動車を除く)は前年同月比13.5%減。メーカー別に見ると、トヨタ自動車はプリウスが好調だったものの、同10.8%減といまだ前年の水準を下回っている。一方、本田技研工業は同6.3%増と、5月に引き続き前年同月比でプラスとなった。
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