矢野経済研究所は8月19日、「パチンコ関連機器市場に関する調査結果」を発表、2008年度のパチンコ産業関連機器の市場規模は前年度比14.8%減の1兆2981億円と大きく落ち込んだことが分かった。
分野別に見ると、パチンコ機市場は前年度比5.2%増の9005億円と好調。矢野経済研究所では「パチンコ機は年々、各社から高品質で魅力の高い新機種が登場する代わりに、販売価格も上昇しているため、販売台数に変動がなくても金額ベースでの市場規模は増加する傾向にある」と分析している。
一方、パチスロ機市場は前年度比51.6%減の2423億円にまで落ち込んだ。「パチスロ機は2004年の遊技機規則改正にともない、ギャンブル性が大きく規制されるようになったが、その影響が2008年度に一気に現れた」(矢野経済研究所)
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