フランス王妃と塀の中の囚人が愛したお菓子:男子スイーツ部(5/5 ページ)
映画やマンガで登場するお菓子を紹介する企画、第2弾。今回は豪華絢爛な海外作品と、国内ローカルなマニアック作品の2本立てです。登場するお菓子もギャップが激しくなっています。
コッペパン+マーガリン+小豆は脳が溶けるほどのおいしさ
「刑務所の中」で、作者の花輪氏が半月も前から待ち望んだメニューがこちらです。
コッペパン マーガリン 小倉小豆 フルーツサラダ 牛乳
以上です。期待しすぎてがっかりしました? 塀の外ではなんてことのないメニューですが、甘いものに飢えている塀の中での扱いたるや、ものすごいことになっています。「余りものであるか否かを問わず、他人のものを食べたら懲罰」の塀の中で、いい大人のくせに、我慢できずに人の残したパンを看守に隠れて食べてしまう人が出るほどでして、実際、作者が食べる際の描写も「う うまい」などといいながら、脳がとろけちゃうような有様です。
塀の中はそんな状況なのですが、私たちがいるのは塀の外ですので、マーガリンとあんこを組み合わせたコッペパンも普通に購入することができます。こちらも西友で売っていましたので購入しました。みなさんご存知な気もしますが、一応、中身はこんな感じです。
改めて食べてみましたが、マーガリンやクリームなどの脂肪とあんこを組み合わせたものって、なんであんなに美味しいんでしょうね。ホイップあんぱんや木村屋の「あんバター」などもそうですが、どれもこれも非常に私好みの味で、食べ始めると止まりません。あっという間に平らげてしまいました。
作品中に登場したものを食べながら本作を読んでいると、食べ物に限らず、刑務所内のさまざまな出来事が、あたかもテーマパークのアトラクションのように見えてきてしまうから不思議です。もし「2泊3日 刑務所のメシ体験ツアー」みたいなものがあったら、出所後に甘いものを食べられる幸せを感じるために参加してしまうかもしれないなあ、などと思いつつ、今回のレポートを終了したいと思います。
以上、男子スイーツ部・terがお送りしました。今回もごちそうさまでした。
男子スイーツ部とは?
男子スイーツ部とは、その名の通り「甘い物が大好きな男性のための部活動」。「男だけどスイーツが大好きなんです」「男性向けスイーツの特集をやって」……スイーツを愛するそんな男子のアツい想いに応えるべく、小学館のトレンド情報雑誌『DIME』と一緒に、2009年1月に発足した@niftyスイーツ部の男性向け部活動企画です。
『DIME』誌面に掲載される企画記事のほかにも、男子スイーツ部員たちは日々、スイーツを追求中。誠 Styleでは、男子スイーツ部員によるたくさんのスイーツレポートの中から、ごく一部を厳選して掲載していきます。もっと読みたい! という方は、本家・男子スイーツ部をチェックしてみてください。
なお男子スイーツ部では、スイーツを愛する部員を随時募集中。下のバナーから応募できますので、甘いモノ好き男子はぜひご応募ください!
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
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