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不動産不況を吹っ飛ばせ! バイク野郎が“萌える”マンションとは?(2/2 ページ)

昨今の不況の影響で今、不動産業界は非常にキビシイ状況。そんな中でも、果敢に「新しいチャレンジ」を行っている企業もあります。お客さまを『萌え』させる、商品開発の奥義とは?

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不動産会社の予期せぬ誤算

 あまりお金をかけ過ぎずに広告に成功したジュイール狭山ライダーズハウスでしたが、実は唯一、誤算がありました。それは、入居希望者の「住宅ローン」審査でした。

 入居希望者は、例外なくバイクを所持しているわけですが、持っているバイクは、どれも高級車ばかり。すでにバイクのローンを組んでいるお客さまが、この不況のあおり、新しい住宅ローンの審査に通らず、泣く泣く断念せざるをえないという場合もあったとか。

 とはいえ、目標成約率に若干足りない程度の推移で、入居者は子どものいない家庭が3割程度、ファミリーが3割程度、高年齢の世帯が3割程度と、幅広く成約できたとのこと。

売れない時代とはアイデアで勝負する時代だ

 人はややもすれば「ものが売れない→安さで勝負する」という悪循環に陥りがちです。でも、そんな時こそ、商売の原点である「お客さまが欲しがっているものは何か」を徹底的に考え、アイデアで勝負することが大切なのです。これを考えられるか否かで、価格以外で勝負できるかどうかが決まると言っても過言ではありません。

 さて、あなたの会社では「お客さま視点」で物事を考えて、それを「商品化」できていますか?

 何事も最初に事を成し遂げるのには、不安がつきものですが、お客さまの視点をもとにした「独自化」は、成功したときの見返りも大きいもの。時には勇気を持って「独自化」の一歩を踏み出し、お客様を“萌え”させてみましょう。(小野寺洋)

 →小野寺洋氏のバックナンバー

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