スポーツカータイプのプラグイン電気自動車――KARMA
家庭用コンセントで充電できる4ドアスポーツセダン「KARMA」が日本に登場する予定。最高時速200キロ、最大航続距離480キロと電気自動車らしからぬ本格走行が可能だ。
米フィスカー・オートモーティブが開発した4ドアスポーツセダン「KARMA」――家庭用コンセントから充電できるプラグインハイブリッド電気自動車だ。
KARMAのパワートレインには、米クアンタム・テクノロジーズが開発した「Qドライブ」システムを採用。ボディ後部に2つのリチウムイオン電池を搭載し、フル充電状態から80キロのモーター走行(モーター出力は403ps)ができる。
電池残量が減ると、フロント側に搭載された直噴2.0リットル直列4気筒ターボエンジン(260ps)が発電/充電をまかなう。最大航続距離は480キロ、燃費はガソリン1リットル辺り28.57キロと、一般的なガソリン車と遜色がない走行性能だ。
ハンドルに配されたパドルスイッチによって、モーター走行のみの「ステルスモード」とガソリンエンジンを併用する「スポーツモード」を切り替えられる。ステルスモードの最高速度は153キロ、時速100キロまで7.5秒で加速する。一方、スポーツモードの最高速度は200キロ、時速100キロまで5.8秒で加速する。
アルミスペースフレームにアルミ複合素材を組み合わせたボディの大きさは、4970×1084×1310ミリ(全長×全幅×全高)。ホイールは軽量合金22インチだ。オプションとして、ルーフに装備するソーラーパネルも提供される。
フィスカー・オートモービルは、「KARMAを日本で販売する予定はあるが、現時点において、日本における代理店およびディーラーは決まっていない」とコメントしている。
*1 2010年4月20日追記:
本記事は、レッドスターが2010年4月10日付けで配信したプレスリリース『レッドスター、米国フィスカー・オートモーティブ社のプラグイン・ハイブリッドEVカー「Karma(カルマ)」を販売』に基づいて構成されました。同社はまだ代理店契約が完了していなかったため、当該部分を削除しました。
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