ダイエット成功のカギは「達成できないスパイラル」から抜け出すこと:絶対に達成する技術(2/2 ページ)
多くの人は一度はダイエットに励んだことがあるでしょう。しかし、続かなかったり挫折したりと、結果として失敗に終わる人もいます。前回は5つの理由のうち3つを紹介しました。今回は、ダイエットが失敗する、残り2つの理由を説明します。
その5:いつも同じことをやっている
ダイエットを成功させるためには、いろいろな行動が考えられます。「毎日5キロ走る」「夜10時以降は飲み物だけにする」などです。
ところが、その行動自体が目的化してしまい、本来の目標を忘れてしまうことがあります。ダイエットの目標は「体重を○○キロにする」という明確なものです。ところがその目標を忘れ、当初自分に課した行動だけを、ダラダラと続けてしまうのです。
重要なのは「その行動によって目標に近づいているかどうか」です。行動自体はゴールではなく手段です。あくまで目標達成がゴールです。つまり、仮に効果がないのであれば、別の方法を試す必要があります。もっとダイエット効果のある、ほかの方法がないかと探すのです。
毎日複雑に変化するビジネスの状況においても、同じ行動を続ければ目標達成ができるというほど甘くはありません。変化に応じて、どんどん行動を変える必要があります。この能力を「環境適応力」といいます。
要するに、今の行動で目標達成に近づいているかどうかを常にチェックし、もっとよい方法を探して、まずはやってみることが大切です。いつも目標達成する人は行動した結果を検証し、周りから意見をもらいながら行動をどんどん変えていく人です。ベストな方法が最初から見つかるはずはありません。行動を変えていくことで、最適な行動を探しあてていくのです。
以上が、ダイエットが失敗する5つのワケです。これを仕事にあてはめると「達成できないスパイラル」から抜け出すヒントになります。
このノウハウを獲得すれば、誰でも簡単に自分をぐんぐん成長させることができるようになります。ダイエットが失敗する5つのワケは、目標達成でいえば、
まとめ
- 本当にやせたいと思っていない → 目標を立てる技術
- 行動が続かない要素が満載である → 行動を続ける技術
- 深く考えていない → 行動を振り返る技術
- たった1人で黙々とやる → 人から吸収する技術
- いつも同じことをやっている → 行動を変える技術
となります。この5つの技術を習得することによって、目標達成は可能になるのです。
(次回は「人から吸収する技術」について)
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