ソフトバンクの電波状況情報を収集するiPhoneアプリ、開発中:ふぉーんなハナシ
ソフトバンクモバイルが、電波状況情報を収集するためのiPhoneアプリを開発しているようだ。ユーザーの協力を募り、エリアの改善に役立てていくのだろうか。
「ソフトバンクモバイルは電波が悪い」「圏外の場所が多くてiPhoneが快適に使えない」――。ソフトバンク 代表取締役社長の孫正義氏のTwitterアカウント(@masason)には、そんな声が日々寄せられる。
そのほかにも、多くのTwitterユーザーからさまざまな要望が“直訴”されており、孫社長の目に止まったものについては、実現したもの(「できました」)、実行することが決まったもの(「やりましょう」)、検討が進められているもの(「検討します」)に分類され、つぶやきをリスト化して保存・共有するサービス「Togetter」にまとめられ、進捗がすぐに分かるようになっている。
この「検討します」リストの中に、気になるツイートを見つけたので紹介しておきたい。
すでにご存じの読者も多いとは思うが、3月18日、孫社長は @m_icreate さんの「twitterはiPhoneユーザーが多いようなので電波状況の悪い地点を位置情報を入れてで何かのハッシュタグ付で呟きの統計を取るという事をやったらどうでしょう。」というツイートに対して、「検討します。」と返答している。
これに対し、ソフトバンクモバイル 取締役専務執行役員兼CTOの宮川潤一氏(@miyakawa11)が、3月26日に「現在iphoneアプリで作成中です。2ヶ月程度を目処にリリース致します。」とコメントしているのだ。
日本全国に数百万人は存在するiPhoneユーザーが、そのアプリを使って電波状況情報を提供すれば、トラフィックが集中しやすい場所や、ユーザーが多いのにネットワークが弱い場所などが特定しやすくなるだろう。快適に使える場所の情報なども共有されれば、もしかしたら負荷が多少なりとも分散され、一部の地域の混雑解消にもつながるかもしれない。具体的なアプリの機能はまだ分からない上、「App Storeの審査」という不確定要素もあるが、ユーザーからのリクエストから開発が始まったこのアプリ、今から登場が楽しみだ。
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