写真で解説する「LIGHT POOL」(1/2 ページ)
音と光をテーマにしたiidaの新機種「LIGHT POOL」は、三角形のトラス構造が特徴的なモデルだ。イルミネーションはどんなシーンで、どんなパターンで光るのか。写真と動画で見ていこう。
坪井浩尚氏がデザインしたiidaの最新モデル「LIGHT POOL」は、背面にあしらった三角形の窓が外観の大きなアクセントになっている。この窓に22個のLEDを備え、着信時や通話時、ロングプレイモードの音楽再生時に鮮やかに点灯する。発売は7月下旬の予定で、夏モデルに位置づけられる。
ボディサイズは約50(幅)×110(高さ)×17.8(厚さ)ミリで、重さは約132グラム。大きすぎず、小さすぎず、また重すぎず、軽すぎず、重量バランスがうまく取れている印象だ。端末メーカーは東芝。ソフトウェアは「T003」がベースになっているが、T003が非対応のGSMローミングをサポートしている。防水性能を備えていないのが残念だが、「サイズの問題と、背面のLEDを防水するハードルが高かった」(説明員)ことから断念した。
背面のデザインは、建築物などでもおなじみ、三角形を基本に組んだ「トラス構造」から着想を得ている。背面にはまず三角形の窓を配置し、その上にフレームをかぶせている。(両端を除く)三角形の面積と周囲のフレームの幅はすべて統一している。さらに、フレームは三角形に対してわずかに突起しているが、この突起している高さもそろえている。説明員によると、部品を少しずらすだけで三角形の規則性がずれてしまい、三角形とフレームをすべて均等の大きさで配置するのが大変だったという。
背面の三角形は(両端の小さい三角形を除くと)40個ある。すべての窓が光るわけではないが、イルミネーションがテンポよく動くので、一見すべての窓にLEDがあるように感じる。ちなみに、LEDを入れていない窓には光が透過しないよう遮光材が使われている。イルミネーションは着信用には60パターンが用意されており、アドレス帳のデータごとに変更できる。点灯色については「RGBでそれぞれ8種類の濃淡があり、理論上は(8×8×8の)512色ある」(説明員)という。
ほかのケータイよりも多いイルミネーションが光るだけあり、消費電力が気になるが、「ほかの機種と比べても遜色ないレベルのバッテリー持続時間を実現している」(説明員)とのこと。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.