「IS07」は出ない?――変更されたau Android端末の型番:ふぉーんなハナシ
auのスマートフォンは、これまで「IS0x」という型番を採用していたが、EVO WiMAXから新しいルールの型番に変更されている。
auの新モデル「htc EVO WiMAX ISW11HT」と「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」の製品名を見て「おや?」と思った人は多いのではないだろうか。製品名が長いこともそうだが(?)、EVO WiMAXの型番が「ISW11HT」、MOTOROLA XOOMの型番が「TBi11M」となっており、これまでの「IS0x」とは異なる名称になっている。今後auのAndroid端末はどのような型番になるのか。KDDIに確認した。
まずISW11HTについて。「IS」はIS seriesのISで、「W」はWiMAXのW、「11」は通し番号、「HT」はメーカー名(HTC)の略称。これまでのIS seriesは、IS+通し番号が型番だったが、EVO WiMAX以降のスマートフォンは、IS(WiMAX対応機はISW)+11以降の通し番号+メーカー名の略称が型番となる。11から始まる通し番号はメーカーごとに振られ、メーカーを問わず01から始まっていた従来のルールとは異なる。例えば今後auモデルとして登場するシャープ製スマートフォンの型番は「IS11SH」、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製スマートフォンの型番は「IS11T」になると思われる。
従来の型番ルールに基づくスマートフォンは「IS06」が最後で、「IS07」という型番の機種は登場しない。「これまでのルールだと、番号の大きいIS06の方が、IS04やIS05よりも早く発売されるといったことが起こる」ことから一新したという。またメーカー名の略称が末尾に付くことで、これまでのIS seriesよりも、型番からどの機種かを判別しやすくなった。
続いてTBi11Mについて。「TB」はTabletのTBで、「i」はWi-Fiのi(WだとWiMAXと重複するので、iにしたと思われる)。「11」が通し番号、「M」がメーカー名(Motorola)の略称なのはスマートフォンと同じ。MOTOROLA XOOMはauブランドの製品だが、3G機能を内蔵していないのでIS seriesには属さず、「IS」は付かない。auのWi-Fi専用モデルは、今後もMOTOROLA XOOMと同じ型番の表記になるとのこと。ちなみに、au向けスマートフォンのWi-Fi専用モデルが今後登場するとしたら、型番は「SPi11x」になる……と勝手に予想している。
通し番号は「11」から始まるが、年度または年によって十の位を上げることはしないという。かつてauケータイの型番が「Wxx+メーカー名」(W61Sなど)だったころ、xxの十の位は「11」→「21」という具合に年ごとに増えていったが、現在のauケータイ(フィーチャーフォン)と同じく、スマートフォンの数字も年や年度にかかわらず通し番号となる。
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