FeliCa、ワンセグ、赤外線通信対応、日本市場向け「Xperia acro」発表:2011年夏に登場予定
英Sony Ericssonが、日本市場に向けにおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信を備えたXperiaシリーズの日本市場向け新モデル「Xperia acro」を発表した。
英Sony Ericssonは5月5日(現地時間)、日本市場向けに投入するXperiaシリーズの新機種「Xperia acro」を発表した。今夏の発売を予定している。Xperia acroは、「Xperia arc」をベースに、おサイフケータイ(FeliCa)、ワンセグ、赤外線通信という、日本のケータイでおなじみの機能を搭載したモデル。
Xperia acroの基本仕様はXperia arcと同等で、OSはAndroid 2.3を搭載する。ディスプレイはフルワイドVGA対応の4.2インチ液晶を備え、高輝度かつ高精細な映像を表現する「Reality Display」や、強化ガラスと液晶パネルの空気層をなくすことで一体感のある表現を可能にする「クリアブラックパネル」、動画や写真を鮮やかに再現する「モバイルブラビアエンジン」も健在だ。カメラは810万画素を搭載し、「Exmor R for mobile」採用のCMOSセンサーやF値2.4のレンズにより、薄暗い場所でもノイズを抑えて明るく撮影できる。Xperia acroで表示したものをテレビなどに映し出せるHDMI出力もサポートする。
人間の曲線美をイメージしたデザインも継承しており、側面にはデザイン性と持ちやすさを兼ね備えたカーブがかけられている。ボディカラーは、5月6日の時点ではホワイトとブラックの2色が発表されている。
これまでソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズがNTTドコモ向けに供給してきた「Xperia SO-01B」と「Xperia arc SO-01C」は、ハードウェアとソフトウェアともにグローバル端末に準拠しており、Xperia acroのような“日本専用”モデルは開発していなかった。Xperia acroを発売する通信事業者は明かされていないが、NTTドコモの山田隆持社長が、おサイフケータイ対応のXperiaを今夏に投入することを明言しており、ドコモから発売される可能性が高い。対応する周波数帯やサイズ、重さなどのスペックも現時点では明らかになっていない。
関連キーワード
Xperia(SO-01B) | Xperia arc SO-01C | 日本 | NTTドコモ | Xperia acro | Sony Ericsson | ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ | 裏面照射型CMOS | 日本市場 | ワンセグ | おサイフケータイ | Android 2.3 | 赤外線通信 | FeliCa | HDMI | 山田隆持
関連記事
日本でも発売予定:8.7ミリの薄型ボディにAndroid 2.3搭載――Sony Ericsson、「Xperia arc」を発表
Sony Ericssonが、「Xperia(Xperia X10)」の後継モデル「Xperia arc」を発表した。Xperia arcは最新OSのAndroid 2.3をサポートし、4.2インチのフルワイドVGA液晶を搭載。日本を含む世界のマーケットで2011年第1四半期から発売される予定。Mobile World Congress 2011:「Xperia PLAY」のゲームには“2つの側面”――ソニエリ大澤氏に聞くXperiaラインアップ拡大戦略
CESで公開した「Xperia arc」に続き、「Xperia neo」「Xperia pro」「Xperia PLAY」と相次いで新モデルを発表したSony Ericsson。同社でプロダクトの商品企画を統括する大澤斉氏に、Xperiaラインアップの商品戦略を聞いた。Mobile World Congress 2011:動画で見るプレステ携帯「Xperia PLAY」――「Xperia neo」「Xperia pro」も登場
Sony Ericssonがプレステ携帯こと「Xperia PLAY」を正式発表。また、既に発表されている「Xperia arc」よりも低価格なラインアップとして、フルタッチの「Xperia neo」、スライド式キーボードを備えた「Xperia pro」を投入することも分かった。ドコモ スマートフォン:ドコモ向けarcが3色で登場――映像美とカメラ性能を追求した「Xperia arc SO-01C」
CESやMobile World Congressなどで披露された「Xperia arc」がドコモから発売される。最薄部8.7ミリのスリムなボディに、鮮やかな表示が可能な4.2インチフルワイド液晶と、Exmor R for mobile対応の810万画素CMOSカメラを搭載している。SIMロック解除も夏モデルから:ドコモ、おサイフ対応の「Xperia arc」と防水対応の「MEDIAS」を夏以降に発売
ドコモの山田社長が、おサイフケータイ対応の「Xperia arc」と、防水性能を備えた「MEDIAS」を夏モデルに向けて投入する意向があることを明かした。またSIMロック解除については、2011年4月以降に発売するモデルから実施する。「Sakura Pink」もチェック:写真で解説する「Xperia arc SO-01C」
「Xperia SO-01B」の後継モデルとして登場する、ドコモのスマートフォン「Xperia arc SO-01C」は、持ちやすい薄型ボディに最先端の機能を詰め込んだモデル。日本向けには「Sakura Pink」も投入し、女性ユーザーにも訴求する。開発陣に聞く「Xperia arc SO-01C」(前編):基板とディスプレイ構造を見直して到達した“8.7ミリ”――Xperia arcの中身に迫る
Xperiaの登場から1年、最新のスペックと最先端の技術を盛り込んだソニー・エリクソンのスマートフォン「Xperia arc SO-01C」がドコモから発売された。大幅な機能向上を果たしながら、最薄部8.7ミリのボディはどのように実現したのだろうか。開発陣に話を聞いた。開発陣に聞く「Xperia arc SO-01C」(後編):その姿はアスリートのごとく――“緊張感”がもたらすXperia arcの曲線美
画一的なデザインになりがちなフルタッチ型のスマートフォンの中で、Xperia arcの弧を描くボディからは強烈な個性が感じられる。インタビューの後編では、Xperia arcの外側と内側のデザインについてリポートしよう。荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ:高感度で画質も上々、ただし操作性にはやや難あり――「Xperia arc SO-01C」
「Xperia arc SO-01C」は、ケータイ向けに開発された裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を搭載しているのが特長の1つだ。裏面照射型CMOSセンサーは、薄暗い場所での撮影に強いと言われるが、画質はどの程度向上しているのだろうか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.