KDDI、一部端末向けに海外UMTSローミングを提供 「海外ダブル定額」の対象事業者も拡大
KDDIが8月31日、Pantech製のスマートフォン「MIRACH IS11PT」と「EIS01PT」向けに、海外でUMTSネットワークによるローミングサービスを提供すると発表。一部のUMTSサービス提供事業者では「海外ダブル定額」も利用可能になる。
KDDIが8月31日、UMTS(W-CDMAを含む)方式での通信に対応したPantech製のスマートフォン「MIRACH IS11PT」と「EIS01PT」の発売に合わせ、海外でUMTSネットワークでの国際ローミングサービスを提供すると発表した。CDMAネットワークがないエリアでも、対応機種であれば現行サービスと同一の料金で、下り最大7.2Mbps(地域や事業者によって異なる)でのパケット通信が利用可能になる。
MIRACH IS11PTとEIS01PTは、GSMやCDMA2000方式での通信に加え、UMTS方式での通信もサポートしている。このため、普段使っている自分の端末を、他の通信事業者のネットワークを利用して(ローミングして)利用できる「グローバルパスポート」サービスの一環として、UMTSネットワークでのサービスが提供されているしている世界の127の国・地域で利用可能にする。対応エリアは米国、中国、韓国、フランス、ドイツなどで、対応エリアの詳細や提供事業者はサービス開始時に改めてWebページなどで告知する。
通話料やパケット通信料は現行のグローバルパスポートGSMと同等。一部の事業者は「海外ダブル定額」の対象にもなるため、割引前通信料が4万円分(約20万パケット)以下のデータ通信利用なら1日最大1980円、4万円から4万1000円までは1980円+1パケットあたり0.2円、4万1000円を超えると1日最大2980円で利用できる。新たにAT&T、Telus、Bell Mobility、Pelephone、KT、Cellcom、3、Hi3Gなどが海外ダブル定額の対象事業者に加わる。対象事業者でのサービス提供開始は9月1日の午前0時(日本時間)。
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