Samsung電子 スタイラス操作の「GALAXY Note」、厚さ7.89ミリ「Galaxy Tab 7.7」発表:IFA 2011
Samsung電子が9月1日、新製品発表会「Samsung Unpacked 2011 Brerlin」を行い、タッチペンを使う「GALAXY Note」や、7.7インチディスプレイを備える「Galaxy Tab 7.7」など3つの新機種を発表した。
ドイツ・ベルリンで開催されるコンシューマー・エレクトロニクスショー「IFA 2011」の開催前日、Samsung電子はメディア向けカンファレンスを実施。モバイル製品の新製品発表会「Samsung Mobile Unpacked Berlin」をあわせて開催し、「GALAXY Note」「Galaxy Tab 7.7」「Wave 3」の3機種とソーシャルサービス「ChatOn」を発表した。
スタイラスペン&新カテゴリの「GALAXY Note」
「GALAXY Note」はスマートフォンの携帯性とタブレットの大画面を両立させた新しいカテゴリーの製品。付属のスタイラスペン「S Pen」を使い、専用ソフトや写真、Webブラウザの表示画面に自在に手書き入力ができる。またワンタッチでスクリーンショットを取ることも可能になっている。
ディスプレイはスマートフォンとタブレットの中間となる5.3インチ、解像度1280×800ピクセルのスーパー有機ELプラス。CPUはデュアルコア1.4GHzで、OSはAndroid 2.3.4を採用する。本体の厚さは9.65ミリ、重さは178グラム。2500mAhの大型バッテリーを内蔵する。本体のデザインはビジネス用途も意識した落ち着いた色合いでまとめられている。
付属のS Penは本体の底面に収納可能。ワコムのタブレットの技術を利用したもので圧力感知式ではなく、静電気を利用する。ペン先や色を細かく変更することが可能で、本物のペンで紙の上に字を書くような感覚で利用できるとのこと。標準搭載のアプリ「S Memo」のほか、写真やWebページなどあらゆる画面で手書き入力ができる。また、S Pen利用のためのSDKも公開され、S Penを利用するアプリケーションを自由に開発できるとのこと。
パワー&薄さのGalaxy Tab 7.7
「Galaxy Tab 7.7」は名前の通り、7.7インチサイズのディスプレイを搭載するタブレット。既存のGalaxy Tab(7インチモデル)の後継機種となる。OSはAndroid 3.2(Honeycomb)で、自社開発の「TouchWiz UI」を搭載している。CPUはデュアルコア1.4GHz、通信方式はLTEとHSPA+をサポートし、無線LANのみモデルもある。また「Wi-Fi Channel Bonding」により、無線LANは従来より2倍の速度を実現しているとのこと。本体は7.89ミリと薄くなり、重さも335グラムと軽量になった。
またSamsung電子独自のコンテンツ配信メニュー、リーダーハブ/ゲームハブ/音楽ハブ/ソーシャルハブを搭載。ゲームハブはタブレットへの搭載は本モデルが最初となり、スマートフォンより大型のディスプレイ上で迫力あるゲームが楽しめる。
Bada OSの最新機やソーシャルサービスも
Samsung電子が開発した独自OS「Bada」搭載の最新モデルWave 3や、全世界で展開予定のソーシャルサービス、ChatOnも発表された。
Wave 3は大型の4インチスーパー有機ELプラスを搭載したBada OS採用モデル。Bada OSは最新の2.0を搭載し、ホームスクリーンのカスタマイズや1画面でメールやSMSなど複数のメッセージを閲覧できるなどユーザビリティーが向上している。10月からサービス予定のソーシャルサービス「ChatOn」にも標準対応している。
ChatOnは世界の62カ国語に対応するチャットサービスで、テキストだけではなく写真や動画などマルチメディアコンテンツの利用も可能。対応OSはAndroidやBada、他の主要OS、Samsung電子のフィーチャーフォンへの対応も予定している。
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