第8回 赤外線通信でやり取りできるデータは?――「ARROWS X LTE F-05D」:「ARROWS X LTE F-05D」の“ここ”が知りたい
日本の携帯電話ならではの機能として、赤外線通信を外せないという人は多いだろう。今回は「ARROWS X LTE F-05D」の赤外線通信でやり取りできるデータを調べた。
- →第1回 通信は本当にサクサク? バッテリーの持ちは?――「ARROWS X LTE F-05D」
- →第2回 水に濡れてもタッチパネルは使える?――「ARROWS X LTE F-05D」
- →第3回 “電話機”としての使い勝手はどう?――「ARROWS X LTE F-05D」
- →第4回 テザリングの使い勝手は? SIMロック解除は可能?――「ARROWS X LTE F-05D」
- →第5回 USBホスト機能には対応している?――「ARROWS X LTE F-05D」
- →第6回 Bluetooth機能で何ができる?――「ARROWS X LTE F-05D」
- →第7回 DLNAはどうやって利用する? 対応機能は?――「ARROWS X LTE F-05D」
質問:赤外線通信でやり取りできるデータは?
日本の携帯電話固有のニーズといわれているのが赤外線通信は、アドレス帳や画像などを交換する際に役立つ。Bluetoothやメールなどでもデータの交換はできるが、ペアリングやメールを作成する手間を考えると、赤外線通信の方が使いやすいだろう。
Androidスマートフォンの赤外線通信は、以前はアドレス帳データのやり取りにしか使えなかった一部メーカーの機種もあった。そのため、やり取りできるデータに関して気になるユーザーもいるだろう。ARROWS X LTEはドコモ標準の赤外線通信アプリを搭載しており、アドレス帳データのほか、spモードメール、スケジュール、メモ、静止画、動画、トルカのデータを転送できる。送受信できるデータの種類はiモードケータイと比べても遜色ない印象だ。
全件送受信をする場合は、この赤外線通信アプリから行う。対応しているのはアドレス帳、spモードメール、スケジュールとメモのデータだ。全件送受信の際、iモードケータイでは端末暗証番号と4ケタの認証番号を入力する必要があるが、この赤外線通信アプリの場合は「ドコモアプリパスワード」に置き換えられている。設定していない場合は、端末設定から「ドコモサービス」を選び、その中の「ドコモアプリパスワード」をタップすれば設定できる。1度設定したパスワードを変更したい場合も同様だ。なお、初期設定は「0000」になっている。
1件ずつ個別に送信する場合は、基本的には各種アプリの「共有」機能などを使う。赤外線通信で送信できるものは原則、その選択肢の中に「赤外線」が含まれているはずだ。ただし、spモードメール、スケジュールとメモの1件送信に関しては、それぞれのアプリのメニューの中から赤外線通信を直接選ぶようになっている。
受信は全件・1件ともに赤外線通信アプリを使って行う。受信したデータは適切な場所に保存される。今回、試しにiモードケータイに保存してあるiスケジュールをARROWS X LTEに転送したところ、きちんとスケジュールアプリに反映された。spモードメールも、受信メール、送信メール、未送信メールの区別を反映して適切なフォルダに割り振られる。このあたりは、ドコモ純正だからこその使い勝手だろう。
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