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ドコモと国内外5社によるスマホ向けプロセッサ開発企業、合弁を解消し精算へ
スマホ向けプロセッサの開発を目的としたドコモと富士通、富士通セミコンダクター、NEC、パナソニック モバイル、Samsungらの合弁企業が、各社の足並みがそろわず精算されることになった。
NTTドコモは4月2日、国内外の端末メーカーなど5社と結んでいた通信機器向け半導体の開発・販売についての合弁契約を解消したと発表した。
この合弁事業には、富士通、富士通セミコンダクター、日本電気(NEC)、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、Samsung Electronicsらが参加。各社の通信・ソフト技術、半導体製造能力や設計の経験、ノウハウなどを集約し、高性能化が進むスマートフォン向けプロセッサの開発を進めるとみられていた。
しかし、目標とする3月末日までに当事者間で最終合意に至らなかったため、合弁契約を解消したという。また準備会社である「通信プラットフォーム企画」については、2012年6月をめどに清算する。
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