動画で見るスマートフォン――「ARROWS X F-10D」
クアッドコアCPUを搭載する富士通のスマートフォン「ARROWS X F-10D」は、どこまでサクサク操作できるのだろうか。6月28日の説明会で展示されていた試作機を試した。
富士通がNTTドコモ夏モデルとして供給するハイエンドなスマートフォン「ARROWS X F-10D」は、どのような操作感を実現しているのか。富士通が6月28日に開催した説明会で展示されていた試作機を操作した。
いつも通り(富士通製の)ホーム画面と、ブラウザで「ITmedia +D Mobile」トップにアクセスして操作してみた。前モデル「ARROWS X LTE F-05D」はブラウザの動作が少々緩慢な印象があった(参考記事)ので、どの程度改善されているのか気になるところだ。F-10Dにはタッチレスポンスを高速化した「はっきりタッチ」、高感度な「スーパーグライドコーティング」、ユーザーの指の動きを予測する「タッチ操作予測アルゴリズム」、指の吸い付き感や滑らかな表示を可能にする「なめらかスクロール」を採用するなど、新たなチューニングを施している。
試作機を確認したところ、ホーム画面とブラウザどちらも大きなストレスなく操作でき、特にブラウザがF-05Dよりも改善されていると感じた。F-05Dのブラウザではダブルタップで拡大/縮小する際、その過程が省かれて(=拡大後、縮小後の表示にいきなり切り替わる)不自然な印象があったが、F-10Dでは拡大/縮小される様子がきめ細やかに表現されている。またスクロールもカクカクするようなことはなくスムーズだった。なお富士通によると、28日に展示されていた試作機のチューニングはまだ完成していないとのこと。製品版でさらに滑らかに操作できることが期待される。
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