レビュー

写真で解説する「Disney Mobile on docomo N-03E」

「Disney Mobile on docomo N-03E」は、ディズニーファン垂涎のコンテンツを多数プリインするNECカシオ製のAndroid端末。ディズニーの映画などを大画面のテレビに出力できる独自のセットトップボックスも同梱される。

 「Disney Mobile on docomo N-03E」は、ウォルト・ディズニー・ジャパンとのコラボモデル第3弾。OSにはAndroid4.0を採用する。女性をメインターゲットに据えたモデルでありながらクアッドコアCPU「APQ8064」(1.5GHz)を搭載するほか、スマートフォン向け放送局「NOTTV」(月額420円)、下り最大100Mbps/上り最大37.5Mbpsの高速通信「Xi」に対応するなど、上位モデルに引けを取らない機能性を備える。発売は12月を予定。

「Disney Mobile on docomo N-03E」

 カラーは、ディズニーのカラフルな世界観を表現した5色をそろえた。各色にはイメージキャラクターが設定されており、ピンクはミニーマウス、ホワイトはミッキーマウス、オレンジはくまのプーさん、グリーンはティンカー・ベル、ブルーはドナルドダックがデフォルトのホーム画面に表示される。ボディにはミッキーとミニーのシルエットをあしらった“大人かわいい”デザインを採用した。

本体正面の上部、通話時に耳が触れるあたりにミッキーのロゴがあしらわれている(写真=左)。背面にもミッキーとミニーのシルエットが描かれている(写真=右)
右側面には音量調整キーを搭載(写真=左)。右側面にはボタン類は配置されていない。ハイエンドな機能性も魅力だが、ボディの薄さは8.5ミリとスリムだ(写真=右)
本体上部には左から電源キー、Micro USB端子、3.5ミリイヤフォンジャック、ワンセグアンテナを配置(写真=左)。本体下部にはストラップホールがある(写真=右)

バッテリーは着脱が可能で、容量は今季のモデルとしては標準的な1920mAh

 従来モデルと同様、内蔵コンテンツもディズニーファンにはたまらない内容になっている。中でも注目は「Disney Mobile on docomo」シリーズ向けに新たに提供されるディズニーアプリだ。

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 「東京ディズニーリゾート待ち時間ナビ」は、東京ディズニーリゾートに頻繁に足を運んでいる人に役立つアプリ。アトラクションの待ち時間や、パレードの開始時間、優先入場券「ファストパス」の発券情報などをリアルタイムで参照できる。

 動画関連の2種類のアプリも気合十分。「Disneyシネマ」ではディズニーの映画作品(主にアニメ作品)を無料で視聴できる。「Dlife」では、ディズニーが提供している海外ドラマを無料で視聴可能。「無料」と聞くと予告編など広告的なニュアンスの強い動画ばかりがラインアップされそうなものだが、「デスパレートな妻たち」「クリミナル・マインド」「グレイズ・アナトミー」「LOST」などの人気作品を豊富にそろえた。

「東京ディズニーリゾート待ち時間ナビ」。アプリを起動すると吹き出しに待ち時間が表示される(写真=左)。吹き出しをタップするとそのアトラクションの詳細情報を参照できる(写真=中央)。画面下部のタブを「FP」に切り替えると、ファストパスの状況を確認できる(写真=右)
ディズニーの映画作品を視聴できる「Disneyシネマ」。「白雪姫」「チキン・リトル」などの作品がラインアップされていた(写真=左)。海外ドラマを視聴できる「Dlife」。「デスパレートな妻たち」「クリミナル・マインド」「グレイズ・アナトミー」「LOST」などの人気作品が多数そろう(写真=右)
アプリメニューの最初のページは「Disney」になっており、ディズニー関連のアプリがまとめられている(写真=左)。ホーム画面とロック解除画面もディズニー仕様。マチキャラとしてミッキーマウスが設定されている(写真=中央)。カメラのピント位置の四角にもミッキーの手があしらわれている(写真=右)
独自のアラームアプリも2種類搭載。「Disneyアラーム」はシリーズ共通のモチーフになっている「ピンクリボン」をかたどったデザインを採用(写真=左)。「Disney Color Alarm」ではアラーム音にディズニーキャラクターの声を選択できる(写真=右)
ディズニーキャラクターのデコメ絵文字も多数搭載。「表情・気持ち」「ハート・キラキラ」などのカテゴリーごとにオリジナルのものが追加されている
オリジナルの天気ウィジェットにも対応。3都市の天気を確認でき、表示されているキャラクターは日ごとに変わる。表示形式は日・週の2種類に対応

独自のセットトップボックスで映像を出力できる

 パッケージに独自のセットトップボックス「ワイヤレススクリーンボックス」を同梱するのもN-03Eならでは。この機器を使うことで、テレビなどの大画面でN-03Eの映像を楽しめる。先述したオリジナルアプリ「Disneyシネマ」「Dlife」の映像も視聴可能だ。接続にはWi-Fiを使用しており、本機とボックスを直接つなぐ方法か、自宅内のWi-Fiアクセスポイントを経由してボックスにつなぐ方法のいずれかを選択できる。

コンパクトなサイズのセットトップボックス(写真=左)。セットトップボックスとテレビをHDMIケーブルで接続。ボックスと端末との接続はWi-Fiで行う(写真=中央)。ワンセグやNOTTVなど著作権がからむコンテンツ以外は表示できるので、写真のようにホーム画面を表示して操作可能(写真=右)

個装箱と取扱説明書もディズニー仕様

 そのほか、32GバイトのROMと2GバイトのRAMを内蔵。外部メモリは最大32GバイトのmicroSDHCに対応する。テザリングも可能で、最大10台の同時接続が可能だ。また、ボディはIPX5/8の防水とIP5Xの防塵性能にも対応。ワンセグ、赤外線通信、FeliCaといったケータイに特有の機能もサポートするなど、ほぼすべての機能が使えるフルスペック仕様だが、おくだけ充電、NFCには非対応。

 N-03Eを含む「Disney Mobile on docomo」シリーズ向けのキャンペーンも実施される。同シリーズの端末購入者は、2013年4月13日に実施される「東京ディズニーリゾート30周年“ザ・ハピネス・イヤー”スペシャルナイト パスポート」と、東京ディズニーランドホテルの宿泊券が抽選で当たるキャンペーンに応募できる。

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