レビュー

写真で解説する「N-02E ONE PIECE」“未来の通信機器”の秘密とは?(3/3 ページ)

ワンピースコラボスマホ「N-02E ONE PIECE」が、5万台限定で12月に発売予定。外観から中身までワンピース色に染まったこだわりのモデルで、「サウザンドサニー号」の特製充電台と麦わらの一味のキャラピンを同梱する贅沢仕様だ。10月11日の発表会場で展示された試作機をチェックする。

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黄猿のLEDフラッシュや電伝虫の電話アプリも

 麦わらの一味以外では、黄猿「ボルサリーノ」のLEDフラッシュ用のウィジェットも面白い。黄猿のウィジェットをタップすると、フラッシュのオン/オフを操作できるだけというシュールなものだ。「黄猿がピカピカの実の能力者だからジョークで入れた機能」(説明員)で、青雉と赤犬の機能は入っていない。他にも「電伝虫」が応答する電話アプリを用意する。

LEDフラッシュのオン/オフ用ウィジェット。黄猿が光るとLEDフラッシュがオンになる

電伝虫の電話アプリ。通話の着信時には、電伝虫が中央に大きく表示される

 さらに、細部にもワンピースの世界観が反映されている。電源を切ったときには、アニメ版ワンピースで使われている「TO BE CONTINUED」の文字が現れ、電源を入れたときには、シャンクスが自分の麦わら帽子をルフィに渡す旅立ちのシーンが流れる。画面上部に表示されるバッテリー残量はルフィの好物である骨付き肉、電波の強度はゾロの刀、Wi-Fiのアンテナはボア・ハンコックのメロメロメロウになっている。通知バーの画面は、背景を海図にする予定だという。

電源オフにするとアニメ版ワンピースの「TO BE CONTINUED」が表示される(写真左)。電源をオンにすると旅立ちのシーンが流れる(写真右)

バッテリーとアンテナもワンピース仕様になっている
設定メニューの画面。各項目にオリジナルアイコンを用意
カメラにも、ブルックの王冠や複数本が生えたロビンの腕などを操作アイコンにデザインするなど、随所に工夫が施されている

レアキャラも変換可能なオリジナルの予測変換

 展示機では確認できなかったが、日本語入力システムにはオリジナルの予測変換候補が出る辞書を搭載する。有名キャラから、コミックスのSBS(質問を募集するのだ)コーナーにチラッと紹介されるレアキャラまで、登場人物の名前を100個近く収録するという。実際にメールで役立つものというよりは、クイズ的な予測変換辞書といえる。ワンピース特有の細かいキャラ設定を生かした機能で、「ワンピースファンを自認する人は、名前とキャラがすべて結びつくか試してほしい」(説明員)

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 N-02E ONE PIECEは、限定5万台で12月に発売される予定。限定1万5000台だったジョジョスマホ「L-06D JOJO」は、予約開始と同時にほぼ完売になる売れ行きだった。ジョジョと比べてワンピースはファン層が広く、コラボスマホを求める熱烈なファンの数はやや不明瞭。だが、コミックの初版が400万部を超える人気ぶりを考慮すれば予約しておくのが得策といえるだろう。

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