画面いっぱいの写真が楽しい「Facebook Home」を使ってみた:画面オンですぐにFacebook(2/2 ページ)
スマートフォンのホーム画面上に友達が投稿した写真や近況を表示する「Facebook Home」アプリの日本語版が、4月17日から配信されている。その操作感はどのようなものか、「GALAXY S III」でチェックしてみた。
投稿やアプリの利用は「アプリロンチャー」から
カバーフィードにある自分のプロフィール写真をタッチし続けると、3つのアイコンが表示される。上方のアイコンにプロフィール写真をドラッグすると、端末にインストールされているアプリを表示する「アプリロンチャー」が開く。同様に、左の吹き出しにドラッグすると「メッセンジャー」に、右の矢印にドラッグすると、最後に使ったアプリに移動する。なお、Facebook Homeをホーム画面の標準として設定していれば、カバーフィードでGALAXY S IIIのホームボタンを押すだけでアプリロンチャーが出現する。
Facebook関連以外のメールや通話、ブラウザなどもろもろのアプリは、アプリロンチャーから起動する。SMSに関しては、Facebookメッセンジャーアプリを利用していれば、メッセンジャーでやり取りできる。ただし、カバーフィードにもアプリロンチャーにもウィジェットは表示されない。
アプリロンチャーの上部には「近況」「写真」「チェックイン」のボタンが配置されており、Facebookへの投稿はここから行う。カバーフィードに表示される投稿に対しては、カバーフィード上で“いいね!”やコメントが可能だが、自分から能動的に写真や近況を投稿したり友達にメッセージを送ったりする場合は、プロフィール写真からアプリロンチャーを表示するようになっている。
このように、Facebook Homeでできるのは、カバーフィードでの“いいね!”やコメント、お知らせの確認。アプリロンチャーからの投稿といったところだ。グループの投稿だけを見たり、友達を検索したりといったことは、Facebookアプリを起動して行うことになる。
なお、アプリロンチャーからアプリを起動すると通常のスマートフォンと同様に操作できるが、Facebookメッセンジャーには、他のアプリを利用しているときでもメッセージを素早くやりとりできる「チャットヘッド」という機能がある。チャットヘッドはアプリの画面上に表示されるFacebookのプロフィール写真と吹き出しのことで、それをタップするとメッセージを確認して、返信もスムーズにできる。チャットヘッドを画面下部にドラッグすると、チャットヘッドを終了できる。
ステータスバーを表示することも可能
GALAXY S IIIでFacebook Homeを使い始めて戸惑ったのが、端末のステータスバーがカバーフィードで隠れてしまったことだった。画面上部を下にスワイプすると表示できると後で分かったが、ふと着信の有無などを確認したくなったときにすぐ見られない。また、カバーフィードにGmailやspモードメール受信のお知らせが表示されないので、着信LEDが光っていないと気付かないこともあった。
しかし、Facebook Homeの「Home設定」メニューにはステータスバーを常に表示させるオプションが用意されている。ステータスバーを表示させると写真の迫力がやや減るように感じられるが、ステータスバーで情報を確認する人、通知パネルを多用する人は、「ステータスバーを表示」にチェックを入れることをお勧めしたい。なお、Facebook Homeの停止やメッセンジャーの設定などもこのメニューからできる。
ちなみに、カバーフィードを表示しているときに電話が着信した場合は、通常通り着信画面に切り替わる。また、LINEのトーク(メッセージ)を受信した場合もポップアップウインドウが表示された。
Facebook Homeを設定すると、スマートフォンのスリープを解除するやいなや、すぐに友達の投稿を楽しむことができる。特に写真が楽しい。表示順がどのようにコントロールされているかは分からなかったが、スリープを解除するたびにさまざまな写真が表示され、見た投稿には素早く“いいね!”やコメントができる。写真付き投稿をサクサク見ていくのに最適だ。一方で、自分の近況を投稿したい場合や別のアプリを使いたい場合は、アプリロンチャーを表示しなくてはいけないので、少し手間がかかる。また、Androidスマートフォンの特長の1つであるウィジェットが利用できなくなるのは残念なところ。バッテリーの消費も、しっかりと検証したわけではないが多いように感じた。しかもステータスバーを表示していないと、残量に気が付かないことがあるので注意が必要だろう。
ともあれ、スマートフォンのコミュニケーションツールとして外せないFacebook。その投稿をスマートフォンの画面をオンにした瞬間からチェックできるというコンセプトは面白い。日常的にFacebookを使っているなら、一度は試してみて損はないだろう。
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