「Firefox OS」を搭載した開発用リファレンス端末「Flame」が発売された。7月28日の正午に発売され、たったの50分で完売となった後に、すぐにMozilla Japanから追加販売の知らせがあり、8月5日の12時から追加販売された(5日販売分も、現在は在庫切れとなっている)。また、技適マークがミスプリントされており、販売元のT2Mobileが初回出荷分の回収を呼びかけている。
いろいろごたごたもあったが、実機を入手したので、外観と起動時の設定を写真で見ていこう。
Yahoo!ショッピングのOSSストアから送られてきた箱(写真=左)。梱包はしっかりしている(写真=右)
化粧箱。販売元のT2Mobaileの主張がちょっと激しい(写真=左)化粧箱裏面。簡単にスペックの説明がしてある(写真=右)
化粧箱を開けたところ。化粧箱はしっかりしており、AndroidのNexusシリーズと同じような感じだ
付属品一覧。本体、バッテリーパック、裏ブタのほかに、USBケーブル、イヤフォン、取扱説明書が同梱されている。電源アダプターは同梱されていなかった
Flameのサイズは68(幅)×132(高さ)×10(奥行き)で、重さは120グラム。iPhone 5sとNexus 5のちょうど中間のようなサイズ感で、ラウンド形状とも相まって手になじみやすい。ディスプレイはフルワイドVGA表示(480×854ピクセル)の4.5型で、昨今のAndroidでは当たり前のHDやフルHDに比べると解像度は低い。
画面下にはセンサー型のホームボタンがあり、Androidに搭載されている戻るキーはない。このあたりはiPhoneと似ており、「戻る」操作をするには画面左上の項目を選択するなど、タッチパネルで操作をすることになる。
Firefoxのイメージカラーであるオレンジがアクセントになり、なかなか格好いい(写真=左)。裏面。カメラとフォトライト、スピーカー、そして何のためにあるのかよく分からない穴が並列に配置されている。さすがはリファレンス端末だけあって、Firefox OSの文字がまぶしい(写真=右)
左からiPhone 5s、Flame、Nexus 5。なかなか手頃なサイズなのが分かる(写真=左)。手に持ってみたところ。本体はラバーっぽい材質で滑りにくい(写真=右)
端末上部。イヤフォンジャックと電源キーが配置されている(写真=左)。端末下部。USBポートとマイク穴が配置されている(写真=右)
右側面。ボリュームキーが配置されている(写真=左)。左側面には特にボタンや端子類はない(写真=右)
裏ブタを取ったところ。3つあるカードスロットは、左からmicroSD、SIM1、SIM2となっている。SIMスロットにはSIM1に3G、SIM2に2Gと書いてあるが、SIM2でも設定すれば3G通信が可能だ。microSDは最大32Gバイトまで利用できる(写真=左)。SIM1に日本通信のSIMを挿してみたところ(写真=右)
裏ブタを取り外すための切り欠き。簡単に開けられる(写真=左)。ホームボタン。Androidのように戻るキーやタスクキーなどはない(写真=右)
カメラ部分。カメラは5MPとなっているが、画質はあまり期待できるものではなかった(写真=左)。Firefoxロゴ(写真=右)
レシーバーとインカメラ(写真=左)。付属のイヤフォン。音質はおまけレベルということで(写真=右)
USBケーブル。いたって標準的なものだ(写真=左)。問題の技適マーク(写真=右)
続いて、端末を起動して初期設定をしてみた。
セットアップ時の言語選択画面。残念ながら日本語はまだない(写真=左)。モバイル通信の許可/不許可を選択する画面(写真=中)。地域と時間の選択画面(写真=右)
GPSのオン/オフ画面(写真=左)。連絡先のインポート画面。普段Androidを使っていてGoogleの連絡帳を使っていれば、Gmailを選択することで、一気に連絡先が同期される(写真=中)。通信が可能になっていると、連絡先インポート画面でGmail、Outlook、Facebookが選択可能になる(写真=右)
バグ改善に繋げるために、使用リポートをMozillaに送信するかの確認画面(写真=左)。Mozillaコミュニティからのお知らせメールを受信するメールアドレスを入力する画面(写真=中)。端末の情報一覧画面(写真=右)
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