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ドコモほか2社、機械翻訳事業を手掛ける合弁会社「みらい翻訳」設立へ
NTTドコモ、フュートレック、韓国SYSTRANの3社が機械翻訳技術の開発とサービス提供を目的とした合弁会社「みらい翻訳」設立に向けて合弁契約を締結。
NTTドコモ、フュートレック、韓国SYSTRAN INTERNATIONAL(以下:シストラン)の3社は2014年9月29日、合弁会社「株式会社みらい翻訳」設立に向けて合弁契約を締結した。新会社は10月設立の予定で、代表取締役社長にはNTTドコモの栄藤稔氏が就くほか、3社から社員を派遣する。従業員数は15名程度。技術エンジニアを募集し、早期に体制を充実させるとしている。
資本金は9億9000万円。出資比率は、NTTドコモが51パーセントで、シストランが30パーセント、フュートレックは19パーセントとなる。
「はなして翻訳」サービスの提供実績を持つNTTドコモと、翻訳ソフトウェア業界最大手のシストランに、音声認識・翻訳システム開発の豊富な実績を持つフュートレックが合弁会社を設立する。
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新会社では独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)の多言語翻訳エンジンや、日本電信電話(NTT)の日本語解析処理に基づく機械翻訳技術も活用し、世界最高レベルの精度の機械翻訳ソフトウェアを開発し、法人顧客、個人顧客に向けてサービスを提供する。
個人向けには買い物、観光、交通利用などのシーンでの翻訳サービスを提供し、法人向けには法律、教育など専門分野の同時通訳や社内文書の翻訳サービスを提供する。
当初は日本語を軸に、英語、中国語、韓国語のサービスを提供することを目指す。将来はベトナム語、タイ語、インドネシア語などの言語も翻訳対象とする。
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