コスパで選ぶSIMフリースマホ「Ascend G620S」:SIM通
Huaweiが新たに発売したエントリークラスのSIMフリーAndroidスマホ「Ascend G620S」。従来モデルからスペックを上げつつ、かなり手頃な価格になったことで、驚きの声も聞こえてきます。
「Ascend G620S」は、Huawei社が新たに発売したエントリークラスのSIMフリーAndroidスマホ。同社はこれまでも「Ascend G6」というエントリーモデルを販売していましたが、スペックアップを果たしつつ、価格を下げて実売価格2万2,000円ほど。かなり手頃な価格設定には驚きの声も聞こえてきます。
しかし、いくら安いと言ってもスマホは高価な買い物。しっかり使えるものを選びたいですよね。この端末なら安心です。
詳しいスペックは以下のとおり。
ディスプレイ | 5インチ / 1,280×720 (HD) |
---|---|
CPU | Qualcomm MSM8916 クアッドコア1.2GHz |
メモリ | RAM 1GB / ROM 8GB(microSDカード対応) |
カメラ | アウト800万画素 / イン200万画素 |
OS | Android 4.4(KitKat) |
通信 | 3G・LTE / GPS / Wi-Fi / Bluetooth |
バッテリー | 2,000mAh |
サイズ | 142.9×72.1×8.5mm |
重量 | 160g |
カラー | ホワイト / ブラック |
対応バンド | LTE(B1/3/7/19) UMTS(800/900/2100MHz) GSM(850/900/1800/1900) |
5インチのHDディスプレイは、現在のエントリークラススマホでは標準的。CPUもクアッドコアで普段使いとしては申し分のないレベルでしょう。また、安いながらもドコモの3バンドに対応しているので、ドコモ系MVNOとの相性も良さそうです。
8GBという内蔵ストレージの少なさはちょっと気になります。最近は、ストレージに移動できないアプリがほとんどなので、大容量ゲームを複数インストールするには厳しい面もあるかもしれません。しかし、micro SD HCカードに対応しているので、音楽・動画・写真などのメディアファイルはそちらを利用すれば快適に楽しめるのではないでしょうか。
最も注目すべきはスペックよりもUI。直感的に使えてアレンジも自由なHuawei独自のUI「Emotion UI 2.3」が搭載されており、シンプルなレイアウトと大きなアイコンの「SIMPLE UI」を選択できます。シンプルで簡単に使えるという点では、スマホ初心者にとっては嬉しいといえます。
スマホとSIMのセットプランも
Ascend G620Sをセット端末にしているプランは、少ないものの存在しています。どちらも端末代金を一括で支払うというタイプです。(※価格はすべて税別。執筆時12月21日時点の価格です)
1.AsahiNet「ASAHIネット LTE 1ギガプラン」… 本体一括21,384円 + 972円/月
初期費用として端末代金21,384円が必要となります。その分、最初に一括で本体代金を支払うため、月々の維持費は972円と低く抑えることができるのがポイントです。
高速通信は3日で100MB。それを超えると当日23時59分まで通信速度が200kbpsに制限されます。通信量は多くありませんが、スマホ本体と同じくコストパーフォーマンスに優れたプランでしょう。ビギナー向けにSIMカードがセットされ、APN設定も済ませた状態で送られてくるのも魅力的です。
ただし、データ通信専用プランとなり、通話は不可なのにも注意が必要です。
2.NTTコムストアby goo Simseller「Ascend G620S+選べる!OCN モバイル ONE」…本体一括18,982円+OCN モバイル ONE各プラン維持費/月
- http://item.rakuten.co.jp/goosimseller/ascendg620s-simset/
- http://store.shopping.yahoo.co.jp/goo-simseller
NTTコムストアby goo Simsellerの楽天店とYahoo!ショッピング店では、OCN モバイル ONEのSIMとセットで端末を販売しています。価格は送料込で18,982円。OCN モバイル ONEはデータ通信SIMとSMS対応SIMを選択でき、プランは自由に選択できます。
1と2どちらもデータ通信を主とした音声通話付きでないので、Ascend G620Sはまだ本格的な「格安スマホ」とは言えません。しかし、端末自体のコストパフォーマンスは非常に高いため、今後は各MVNO事業者からエントリーモデルの格安スマホの1機種として登場してくるに違いありません。
安くて快適なスマホでスマホデビューしたい!という人は、今後の動向を注視しておきましょう。
関連キーワード
スマートフォン | Huawei Ascend | SIMロックフリー | 華為技術(Huawei) | 格安スマホ
関連記事
格安スマホもハイスペック!Ascend Mate7セットプラン続々登場
Huaweiのフラッグシップモデル「Ascend Mate7」は、なんと8(オクタ)コアCPUを搭載し、6インチの液晶はフルHDでIPSディスプレイのスマホ。指紋認証も搭載するなど、ハイスペックさを前面に押し出しています。ソネット、音声SIMとAscend Mate7をセット販売――月間約11Gバイトの通信が可能
ソネットが、「So-net モバイル LTE」にて音声SIMとスマートフォン「Ascend Mate7」のセットを提供する。端末代と合わせて、1日360Mバイトの通信が月4980円で利用できる。楽天モバイルの新機種に「Ascend Mate7」と「AQUOS SH-M01」が選ばれた理由
10月29日にサービスを開始してから「想定以上に契約が増えている」という「楽天モバイル」。12月には2つの新機種を発表し、分割払いや楽天カフェでの契約も可能になった。バランスのよい3モデルがそろい、年末商戦に向けて攻勢をかける。「楽天モバイル」に第2弾のセット端末――「Ascend Mate7」「AQUOS SH-M01」が登場
フュージョン・コミュニケーションズが展開している「楽天モバイル」に、スマートフォン2機種が追加された。Huaweiの「Ascend Mate7」が12月11日、シャープの「AQUOS SH-M01」が12月17日に発売される。安いけど“格安スマホ”ではない――「付加価値の高い製品」で日本市場を攻めるHuawei
HuaweiのSIMロックフリースマートフォン「Ascend Mate7」が12月12日に発売される。価格は税別で4万9800円。スペックを考えると「格安」だが、「安かろう悪かろう」にならない製品を投入し、日本のSIMロックフリー市場をさらに攻めていく構えだ。
関連リンク
Copyright:(C) NTT Resonant Inc. All Rights Reserved.