サンディスク、スマホのストレージ拡張やPCとのデータ共有に便利なUSBフラッシュメモリーを発表:容量不足に
サンディスクが、スマートフォンの容量不足やデータ共有の手間を軽減するUSBフラッシュメモリ「iXpand フラッシュドライブ」と「ウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0」を発表。iOSデバイスやAndroidスマホとPCやMacに接続し、データのバックアップや交換が容易に行える。
サンディスクが1月29日、iPhoneやiPadなどのiOSデバイスや、Androidを搭載したスマートフォンやタブレットに接続して、データの転送やバックアップが容易に行え、追加ストレージとしても利用できるUSBフラッシュメモリーを発表した。iOS対応のモデルはLightningコネクタを備える「iXpand フラッシュドライブ」、Android対応のモデルはMicro USBコネクタを備える「ウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0」。それぞれ似たような機能を持つが、管理アプリや形状はまったく別のものとなっている。
Lightning対応の「iXpand フラッシュドライブ」
iXpand フラッシュドライブは、LightningコネクタとUSB端子を備えたフラッシュメモリー。容量は16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトの3種類から選べる。価格は16Gバイト版が1万円前後、32Gバイト版が1万4000円前後、64Gバイト版が2万円前後(いずれも税別)。ビックカメラとヨドバシカメラで販売が始まっており、その他の家電量販店では春頃から順次販売する。
Lightning端子をiPhoneやiPadと接続すれば、専用アプリ「iXpand sync」を用いて、写真や動画を容易にコピーでき、USB端子経由でPCに素早くそれらのデータを転送できる。また、iXpand フラッシュドライブ内に保存したデータは、iXpand syncで再生も可能で、iOSではサポートしていないAVIファイルやWMVファイル、FLACファイルなどの再生もサポートする。内蔵メモリに空きが少なくなったときに写真や動画を待避したり、高音質なデータをPCから転送してiPhoneで再生したりと、幅広い用途で活用できる。
「カメラの同期」を設定しておけば、iXpand フラッシュドライブを接続したタイミングでカメラロール内の写真を常にバックアップすることが可能だ。初回はフルバックアップを取り、2回目以降は差分バックアップを行う。なお、iXpand フラッシュドライブはバッテリーを内蔵しており、バッテリーがなくなるとデータの送受信ができなくなってしまう点は注意が必要だ。充電はUSB端子で接続時に自動で行う。
保存したデータは、設定により暗号化することも可能で、万が一iXpand フラッシュドライブを紛失した際にも安心だ。PCとiPhone/iPadどちらからでも復号はできる。外形寸法は幅36.78×高さ64.17×厚さ11.80ミリ。アルミ製のボディはMacBook ProやMacBook Airをほうふつとさせ、丈夫さとデザインの良さを兼ね備える。
Micro USB対応の「ウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0」
ウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0は、収納が可能なUSB 3.0対応のUSB端子とMicro USB端子を備えたフラッシュメモリー。OTG(On the Go)対応のAndroidスマートフォンとPCとの間でファイルの転送が可能だ。容量は16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトの3タイプ。価格はオープン。4月の発売を予定している。
Androidスマートフォンと接続するMicro USB端子は、カバーなどが付いていても装着しやすいよう長さが7ミリある。親指に乗るほどの小さなサイズながら、USB 3.0の最大130Mバイト/秒の高速通信をサポートするなど、データの送受信が快適に行える。
Google Playから無料でダウンロードできる専用アプリ「Memory Zone」を利用すると、データの検索、整理、転送、バックアップなどが簡単に行える。アプリがインストールされていれば、Androidスマートフォンにウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0を装着したときに、自動的にMemory Zoneアプリが起動する。
いずれの製品も、写真や動画、音楽などがたまって保存容量が不足しがちなスマートフォンの予備ストレージとして活用できる。
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