1万円台の低価格SIMフリースマホを徹底比較――基本スペック&持ちやすさ編:最新スマートフォン徹底比較(3/3 ページ)
市場価格が1万円台(税別)のAndroidスマホ5機種を比較する。性能は3万円台や4万円台以上の製品と比べてかなり低いが、SNSやYouTubeぐらいならそこそこ快適に利用できる。あまり複雑な使い方をしなければ、かなりコストパフォーマンスの高い端末だ。
持ちやすさや片手での操作性をチェック
HUAWEI Y6:握りやすさや手のひらへの収まりを考えた形状
5型ディスプレイで横幅72.1ミリとオーソドックスな形状。サイドフレームはややへこんだ指や手にかかりやすい形状で、背面パネルはなだらかな曲面で手のひらに収まりやすい。大人の手なら端末をしっかり握って、片手親指だけでも操作しやすい形状だ。外装は樹脂製だが、背面はうっすらとしたドットパターンで触覚に変化を与えている。サイドキーは電源キーとボリュームキーともに右側に搭載。親指で押しやすい配置になっている。
ZenFone Go (ZB551KL):5.5型大画面だが片手操作しやすい
今回評価する機種で唯一の5.5型ディスプレイを搭載しており、横幅も76.9ミリと広い。だが、本体背面は側面の厚さ約4ミリから中央部の約10.7ミリへとなだからに変化する形状を採用。手のひらにフィットして持ちやすい。男性などやや大きめの手の人なら、片手での親指操作も行える。背面はつや消し加工で、持ったときの質感も良好だ。
電源キーは本体上部、ボリュームキーは背面に搭載。ボタン位置で迷わず、誤操作もしにくい。電源キーの代わりに、画面のダブルタップでスリープ解除やスリープ状態に移行できる。電源キーの位置が押しづらいと感じる人も問題なく使いやすい。
Priori3S LTE:片手で操作しやすく重さも感じさせない
5型ディスプレイに大容量4000mAhバッテリー搭載。横幅は72ミリと標準的なサイズだが、161グラムとやや重たくなっている。だが、重量バランスが良く背面パネルも側面からの緩やかなカーブで手のひらへの収まりが良い。大人の手なら片手での親指操作も問題なくできる。背面のサラッと滑らかな質感もうれしい。電源キーとボリュームキーは右側面のやや上の位置に配置。親指で押しやすく、誤操作もしづらくなっている。
UPQ Phone A01:コンパクトで小さい手でも持ちやすい
4.5型ディスプレイ搭載で横幅66ミリとスリム。118グラムと一般的なスマホと比べてかなり軽量だ。片手で持ったまま親指で操作しやすい。ただ、実際に握ると上質感がなくたわむような印象も受ける。電源キーは右側面、ボリュームキーは左側面に搭載。いずれのキーもやや大きく押しやすい。
雅(MIYABI):金属の質感は良好、手のひらへの収まりはよくない
5型ディスプレイで、横幅72ミリ、厚さ8.2ミリとスペック上はスリムな形状の端末だ。重量バランスも良いが、側面に丸みのないスクエアな形状で手のひらへの収まりは悪い。大人の男性の手でも、片手でしっかり握って操作するのは難しいだろう。側面のメタルフレームやサイドキーの質感は良好。ボリュームキーと電源キーともに右側のオーソドックスな配置で、操作に迷うことも少ない。
まとめ
- 画面の大きさ、バランスの取れた性能、自分撮りならZenFone Go(ZB551KL)
- 長時間駆動の大容量バッテリーとそこそこの安さならPriori3S LTE
- バランスの取れた性能とデザインで選ぶなら雅(MIYABI)
- 低価格でも最低限の実用性を求めるならHUAWEI Y6
- とにかく最安値のスマホが欲しいならUPQ Phone A01
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