iモードケータイの「代用」になる? VoLTE対応spモードケータイを試す(テンキー操作・電話編)(2/2 ページ)
NTTドコモがiモード携帯電話の出荷を終了した。機種変更先の1つとしてドコモが提案しているのが、VoLTE対応のspモード携帯電話だ。果たして、iモード携帯電話の「代用」として便利に使えるものなのだろうか? 今回はテンキーによる操作と電話機能についてレビューする。
電話:VoLTE対応でより高音質に
「通話時の耳当たりが良いのでiモードケータイから離れられない」という声も時折耳にする。その点、SH-01JとP-01Jは従来のiモードケータイと同じサイズ感なので、耳当たりの面で違和感はあまりない。両機種ともにワンプッシュオープンが付いているので、気持ち良く電話を開いて、サッと受話ボタンを押して電話に出られる。
電話の発着信機能(ダイヤラー)は、両機種ともにドコモがAndroidスマホ用に開発したものがベースだが、iモードケータイと同じように操作できるようにアレンジされている。電話の操作面でも、iモードケータイからの違和感はそれほどない。
それでいて、両機種はVoLTEに対応している。ドコモ回線のVoLTE対応機種同士で通話をすると、従来よりも高音質な「HD通話」が可能だ。さらに高音質な「HD+通話」には対応しないが、それでも従来のFOMA(W-CDMA)での通話よりも音声が明瞭に聞き取れるようになる。これだけのために買い換えても良いと感じるほどだ。
電話面では、番号非通知あるいは未知の番号からの着信時に相手が名乗ってから電話に出られる機能にも注目だ。P-01Jでは「あんしん応答メッセージ」、SH-01Jでは「代理応答」(※)という機能名となっており、着信画面からワンタッチで有効にできる。
名乗りを受けてから電話に出た後に「通話相手、あやしいなぁ……」と思うこともあるだろう。しかし、あんしん応答メッセージや代理応答を使って出た通話については、自動的に録音されるようになっている。不安な時に、再度聞き直して、ちゃんとした相手だったかどうか再確認できるというわけだ。
※ SH-01Jで「代理応答」を使う場合は、4月12日付けで再公開された機能バージョンアップを適用する必要があります(参考記事)
少なくとも、VoLTE対応spモードケータイの普段使いの操作や電話機能は、iモードケータイと同等かそれ以上の使い勝手であることが分かった。
次回は、メールやWebブラウズについてチェックしつつ、spモードケータイならではの機能について見ていこう。
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