中古携帯端末購入に対しての抵抗感は男女で差 利用率は1.7%:ITライフch
MMD研究所は、「2017年中古端末に関する購買動向調査」の結果を発表した。中古端末の利用率は1.7%で、中古端末購入に対しての抵抗感には男女で差があるという結果になっている。
モバイルに特化した調査研究機関、MMD研究所は4月27日、15歳以上の男女2,125人を対象にした「2017年中古端末に関する購買動向調査」の結果を発表。中古端末の利用率は1.7%で、中古端末購入に対しての抵抗感には男女で差があると公表しました。
調査では、現在所有している携帯電話・スマートフォンは「新品で購入した端末」が圧倒的で91.6%。「中古で購入した端末」は1.7%、「家族・友人から譲り受けた端末」が1.0%と続きました。16年の同調査の結果と比較すると、新品購入の端末が2.9ポイント増加し、中古購入端末は1ポイント減少しています。
以前利用していた携帯電話・スマホについては、「そのまま持っている」が55.0%と最多でしたが、16年の結果と比べて4.9ポイント減。「通信業者の下取りプランにだした」は25.8%で同8.9ポイント増加、「中古買取店に買い取ってもらった」は3.9%でした。(サンプル数は2,006人)
以前利用していた携帯電話・スマホをそのまま持っていると回答した人(1,104人)への、そのまま持っている理由(複数回答)への回答では、「個人情報が心配で手放せないから」が36.9%。次いで「どうせ大した値段で売れないと思うから」が33.5%、「サブとしてたまに利用しているから」が18.6%でした。
そのまま持っている理由について、性年代別にコレスポンデンス分析して可視化した結果、40~60代の男性が「どうせ大した値段が売れない」とのスコアが近くなっており、30~60代女性には「個人情報が心配で手放せないから」とのスコアが近くなっていました。10代の男女は「サブとしてたまに利用しているから」のスコアが近い結果でした。
中古で端末を購入したという回答者を除いたグループ(1,969人)を対象に、中古端末の購入に抵抗があるかどうかを聞くと「抵抗がある」の42.9%、「やや抵抗がある」の36.2%と合わせて79.1%となり、8割弱の対象者が中古端末への抵抗感を認識している結果に。
抵抗感について、性年代別にコレスポンデンス分析を実施した結果、40~60代の女性が「抵抗がある」とのスコアと近く、10~30代女性は「やや抵抗がある」とのスコアと近くなっていました。男性は相対的に「あまり抵抗はない」のスコアが近い結果でした。
調査期間は4月12~19日。
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