「TORQUE G03」があればアクションカメラはもういらない? 最新タフネススマホをじっくりチェック(2/2 ページ)
auの京セラ製タフネススマホの最新モデル「TORQUE G03」が6月下旬以降に発売される。前モデルのG02から何が変わったのか? ファーストインプレッションをお届けしたい。
アクションカメラとして使える機能
背面には2種類のカメラを搭載する。約1300万画素のアウトカメラと、約200万画素で広角幅135度のスーパーワイドアクションカメラだ。2つのカメラは、カメラアプリを起動中に画面上のボタンをタップすることで切り替えられる。
また、撮影モードで「Action Overlay(アクション オーバーレイ)」を選択すれば、センサーで取得した情報を撮影画面に重ねて表示可能だ。例えば、自転車に乗っている際にマウントで固定したG03で動画を撮影する。その映像には、「時速」や「G-force(かかっている衝撃)」「高度」「移動距離」などが表示される。
Action Overlayで表示させるデータはカスタマイズ可能。また、スピードメーターに表示させる最高スピードはマイルとkmで単位を選択でき、最高表示スピードも40km/h~240km/hで選択可能だ(km選択時)
展示スタッフの説明によれば、こうした機能を単体で利用できるアクションカメラは存在せず、スマホ単体で測定できることは汎用(はんよう)性の点で優れているとのこと。例えば「G-force」の測定は、自転車競技のコース特性を分析するのに非常に便利であり、プロ競技者も活用できるほどの潜在的価値を秘めている。
アウトドア向けのアプリをまとめた「OUTDOOR PORTAL」には、新たに日の出日の入りを調べられる「SUN & MOON」、セーリングに活用できる「Sailor's Log」、釣った魚を記録できる「Fishing Log」、スキー場の情報検索が行える「スキー場情報SNOW」が追加された。
ホーム画面を左から右へスワイプすると、「Your Activity」画面が表示される。この画面には「OUTDOOR PORTAL」のアプリウィジェットが並び、競技ごとに必要な情報、あるいは自身がカスタマイズした情報を手早くチェックできる。
また、「読み上げ通知」を設定しておくことで、定刻時や、気圧変化などの条件を感知した際に音声で知らせてくれる。ディスプレイ下部のフロントデュアルスピーカーでは、100dBを超える大音量が出せるため、屋外でも聞き逃しづらい。
TORQUE G03はTORQUEシリーズの丈夫さを踏襲した上で、使い勝手を改良し、遊び心のあるアクションカメラ機能も追加された。完成度は非常に高く、幅広いシーンで活躍が期待される。
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