中高生のスマホはiPhone比率約74% 女子高生に絞ると約85%にも――MMD研究所調査で明らかに
MMD研究所が中高生を対象とするスマートフォンシェア調査の結果を公表した。スマホを使っている中高生の約74%がiPhone、約22%がAndroidを使っているが、「女子高生」に絞るとiPhone比率が約85%にまで高まる。
MMD研究所は9月20日、「2018年9月 中高生のスマートフォンシェア調査」の結果を発表した。調査対象は12~18歳のスマートフォンを所有し、テスティーのスマートフォンアンケートアプリを使っている中学生・高校生の男女6958人。調査は8月9日から25日にかけて行われた。
現在メインで利用しているスマートフォンについて聞いたところ「iPhone」が74.2%、「Android」が21.9%となり、iPhoneの利用率はAndroidの利用率の約3.4倍に。学生区分別に見てみると、男子中学生は「iPhone」が50%、「Android」が43.8%、女子中学生は「iPhone」が73.7%、「Android」が20.5%。男子高校生は「iPhone」が67.2%、「Android」が31.4%、女子高校生は「iPhone」が84.9%、「Android」が13.8%で、中学生・高校生ともに女子のほうがiPhoneの利用割合が高い。
iPhoneを利用していると回答した中高生に利用中の機種(シリーズ)を聞いたところ、「iPhone 8」が28.7%、「iPhone 7」が26.8%、「iPhone 6s」が17.2%という順となった。一方、Androidを利用していると回答した中高生に利用しているメーカー(ブランド)を聞いたところ、「ソニーモバイル」が22.1%、「シャープ」が14.6%、「サムスン電子」が12.9%という順となった。
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