Xiaomi、ライカの巨大カメラ搭載の「Xiaomi 12S Ultra」を約12万円で
Xiaomiは新製品発表イベントでハイエンドスマートフォン「Xiaomi 12S Ultra」を発表した。価格は5999元(約12万円)から。ソニーの1型センサー搭載で独Leicaと共同開発した背面カメラを搭載する。
中国Xiaomi(小米科技)は7月4日(現地時間)、新製品発表イベント「New Product Launch」を開催し、新ハイエンドスマートフォン「Xiaomi 12S」シリーズなどを発表した。Xiaomi 12Sは、Ultra、Pro、無印の3モデル構成。本稿ではUltraを紹介する。
最大の特徴は、背面のほぼ3分の1を占める隆起したガラスに覆われた巨大なカメラだ。独老舗カメラメーカーのLeica Cameraと共同開発したというカメラは、4800万画素の超広角、5倍の光学ズームが可能(デジタルズームは120倍)な4800万画素の望遠、5000万画素のメインの3台。メインカメラは1型のウルトラセンサー「Sony IMX989」を備える。
その他の主なスペックは、ディスプレイは6.73型(1440×3200ピクセル、リフレッシュレートは120Hz、ドルビービジョンサポート)の有機EL、プロセッサは米Qualcommの「Snapdragon 8+ Gen 1」、バッテリーは4860mAh、67Wの有線急速充電、50Wの無線充電、10Wのリバース無線充電が可能だ。インカメラは3200万画素。ロック解除はディスプレイ下の指紋センサー式。サイズは75(幅)×163.2(高さ)×9.1(奥行き)mm、重さは225g。防水・防塵(じん)性能はIP68だ。本体は全面はGorilla Glass Victus、背面は革のように見えるシリコン製で色は黒と緑の2色。
中国での販売価格は、8GBメモリ+256Gストレージが5999元(約12万円)、12GB+256GBは6499元、12GB+512GBは6999元。中国以外でもグローバルに展開するとしているが、日本で提供するかどうかはまだ不明だ。
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