ニュース
「Xperia SO-01B」「REGZA Phone T-01C」にAPNが意図せず変更される不具合:定額以上のパケット代が発生する可能性
ドコモは、「Xperia SO-01B」「REGZA Phone T-01C」に意図せずAPNが変更される不具合があると発表した。APNの接続先が正しくない場合、パケット通信ができないほか、定額料金以上のパケット代が発生する場合がある。
NTTドコモは6月15日、「Xperia SO-01B」および「REGZA Phone T-01C」に、設定済みのアクセスポイント(APN)が意図せず変更される不具合があると発表した。
APNが正しく設定されていないとパケット通信ができなくなるほか、定額料金以上のパケット代が発生するおそれもある。ドコモでは詳細な原因については調査中としているが、次の条件で不具合が起きる可能性があるという。
パケット通信ができない場合
- 海外渡航時等に、mopera.net等のAPNを作成して使用したことがある
- Android OSのバージョンが2.1
- spモードのみを契約している
定額料金以上のパケット代が発生する場合
- 海外渡航時等に、mopera.net等のAPNを作成して使用されたことがある
- Android OSのバージョンが2.1
- mopera Uを契約している
この不具合はドコモのスマートフォンユーザーのうち、200台に1台程度発生しているとみられる。同社ではSO-01BとT-01Cユーザーに対し、設定されているAPNの接続先がパケット定額プランのものか、確認するようアナウンスしている。接続先の確認・設定方法は次のとおり。
- ホーム画面でメニューキーを押し、[設定]→[無線とネットワーク]もしくは[ワイヤレス設定]→[モバイルネットワーク]をタップする
- [アクセスポイント名]をタップする
- メニューキーを押し、[初期化設定にリセット]をタップする
- 定額APNを選択する(spモードもしくはmopera Uスマートフォン定額)
- 端末を再起動(電源オフ/オン)する
なおT-01Cについては、OSをAndroid 2.2にアップデートすると不具合を回避できることが確認できている。
関連キーワード
パケット定額 | Xperia(SO-01B) | 不具合 | NTTドコモ | REGZA Phone T-01C | パケット料金 | スマートフォン | Android | 通信 | mopera U | spモード | 初期化 | モバイルネットワーク
関連記事
- 関東甲信越地域のネットワーク障害、ドコモが原因と対策を発表
NTTドコモは、6月6日に関東甲信越地方で発生したネットワーク障害の発生経緯と今後の対策を発表した。 - ソフトバンクとauで通信障害――ドコモからMNPで乗り換えた場合
6月6日に発生したドコモの通信障害の影響で、ドコモからMNPで乗り換えたauとソフトバンク端末にも障害が発生していることが判明した。 - 関東甲信越で契約したドコモ端末に通信障害
ドコモは、関東甲信越で契約したFOMAまたはムーバ端末に通信障害が発生していることを発表した。 - ドコモ、リミット機能付き料金プランで約340人に誤課金
ドコモは、2010年3月2日から2011年1月28日まで、リミット機能付き料金プランで誤課金が発生していたことを発表。該当ユーザーに通話料を返還する。 - ドコモの「WORLD WING」 設定ミスで誤課金
NTTドコモは9月10日、国際ローミングサービス「WORLD WING」で、料金システムの設定ミスなどにより一部のユーザーに料金を誤って請求していたことが判明し、料金を返金すると発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.