Android向けセキュリティ対策アプリを使い比べる(有料アプリ編)(2/3 ページ)
Androidユーザーにとって必須となりつつあるセキュリティ対策アプリだが、無料のものから有料のものまで、幅広い選択肢が存在する。そこで、主要な製品のそれぞれの機能の違いや、端末にかかる負荷などを比べてみた。今回は有料アプリ編をお送りする。
使いやすいユーザーインタフェースを持つものは?
- シンプルな見た目なのに、実は多機な「セキュリティプロ AVG」
アンチウイルス機能のほかにも、スパムやフィッシング詐欺対策、盗難・紛失対策など、多機能な有料セキュリティアプリは、いずれもよく似たUIを採用している。起動するとまず機能の一覧メニューが表示され、そこから各機能の実行や必要な設定ができるというものだ。そんな中にあって、ひと際オリジナリティあふれるUIを採用しているのが、セキュリティプロ AVG。起動後、表示される画面をタッチすると端末のスキャンが開始されるという、とてもシンプルな作りになっている。
一見するとUIはシンプルだが、メニューからアクセスできるツール画面では、タスク管理や個人データのバックアップ、遠隔操作によるロックなど多数の機能が利用可能。よく利用する端末のスキャン操作と、それ以外の機能や設定が分かれているのがユニークだ。
ウイルススキャン機能の違いは?
- 多くのアプリがリアルタイム監視に対応
ウイルススキャン機能は、KINGSOFT Mobile Security for Androidを除く5つが、リアルタイム監視に対応。アプリのダウンロードやインストール、SDカードの挿入、メールやSMSの送受信に常に目を光らせ、ウイルスをブロックする。ウイルス定義ファイルも毎日、毎週など、一定期間ごとに最新のものにバージョンアップされるので、新しいウイルスやマルウェアにもいち早く対応できる。
KINGSOFT Mobile Security for Androidは、自動スキャンやウイルス定義の更新スケジュールの設定ができないが、手動スキャンの際にクラウドスキャンを選択すると、インターネットから最新のウイルス定義ファイルを参照して、いつでも最新情報に基づいたスキャンを実施できる。
アプリ名 | Norton Mobile Security | McAfee Mobile Security | エフセキュア モバイル セキュリティ for Android |
---|---|---|---|
リアルタイム監視 | ○ | ○ | ○ |
スキャン対象 | アプリ(インストール時)、SDカード(挿入時) | アプリ(インストール時)、メッセージ(送受信時)、SDカード(挿入時) | アプリ(インストール時)、SDカード(挿入時) |
スケジュールスキャン | 毎日、毎週、毎月 | 毎日、毎週 | なし |
ウイルス定義の更新 | 毎日、毎週、毎月 | 毎日、毎週 | 随時 |
アプリ名 | KINGSOFT Mobile Security for Android | セキュリティプロ AVG | Dr.Web アンチウイルス |
---|---|---|---|
リアルタイム監視 | × | ○ | ○ |
スキャン対象 | アプリ | アプリ(インストール時)、テキストメッセージ | アプリ(インストール時)、SDカード(挿入時) |
スケジュールスキャン | × | 毎日、毎週 | 手動 |
ウイルス定義の更新 | 手動(クラウドスキャン) | 毎日、毎週 | 毎日 |
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