写真で見る「ストラップフォン WX03A」
ストラップとしてケータイやスマートフォンにぶらさげられる驚異のPHSが、ウィルコムの「ストラップフォン WX03A」。サイズは“フリスク”のケースとほぼ同じ、重さも約40グラムと、テンキー付きでは世界最小という製品だ。
ウィルコムが発表した「ストラップフォン WX03A」は、同社がダイヤルキー(テンキー)付きの端末では世界最小とうたう、超小型のPHS。その名の通り、ほかのスマートフォンや携帯電話にストラップとして繋げられるほど小さく軽いのが特徴だ。
メーカーのエイビットは、ウィルコムのPHSモジュール「W-SIM」の開発を手がけた企業で、2008年のワイヤレスジャパンでストラップフォンのプロトタイプを初出展。その後、2010年12月に行われたウィルコム発表会でも参考出展されていた。超小型のPHSを携帯電話やスマートフォンのストラップに取り付けるというコンセプトは、2台目3台目需要を強く意識したもので、「だれとでも定額」や2台目3台目キャンペーンを推進する同社の象徴的な端末と言えるだろう。
“フリスク”フォンとも評されるWX03Aのサイズは、約32(幅)×70(高さ)×10.5(厚さ)ミリ、重さは約40グラム。手のひらサイズではなく指先サイズという大きさ。なりは小さいが、発話/終話キーとダイヤルキー、十字キーとソフトキーも備えている。ただし、スペースに限りがあるためクリアキーを省略するなどして、一つ一つのキーの大きさを確保している。
ディスプレイは約0.95インチ(96×64ピクセル)で6万5536色表示の有機ELを採用した。普通サイズの携帯電話ならサブディスプレイに使われるようなサイズだが、アドレス帳や発信番号、メニュー画面はもちろん、ライトメールの表示や作成もこなせる。なおEメールは送受信できない。ソフトキーの少なさや画面サイズの小ささを考慮し、ユーザーインタフェースも工夫されているという。
充電は本体下面にあるMicro USB端子から行なう。この端子にはUSB接続のヘッドセットも対応しており、ハンズフリー通話も可能だ。赤外線ポートも備えられており、アドレス帳を1台目のケータイやスマートフォンから転送できる。なお、電池パックの交換はできない。
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