「Windows Phone IS12T」向けEメールサービス、10月27日開始
Windows Phone IS12T向けのEメールサービスの提供が10月27日から始まる。専用のアプリをWindows Phone Marketplaceからダウンロードすることで利用可能になる。受信は30分に1回のフェッチ方式で、Wi-Fiでの受信はできない。
KDDIが10月26日、これまで「@ezweb.ne.jp」のメールアドレスが利用できなかった「Windows Phone IS12T」向けに、メールアプリの配信を10月27日から順次開始することを明らかにした。アプリはWindows Phone Marketplaceから無料でダウンロード可能になる予定。
Windows Phone向けのEメールアプリは、送受信ともに最大全角5000文字までで、プッシュで受信することはできず、30分ごとにメールサーバを確認して受信するフェッチ方式。受信可能な件数は内蔵メモリに依存し、上限はない。添付ファイルは最大5つまでサポートしており、容量はエンコード前で2Mバイトまで。ファイル形式はJPEG、PNG、GIFファイルに対応する。デコレーションメールは受信はできるが送信はできない。デコレーションアニメには非対応。au絵文字の表示は可能だ。
Wi-Fiでの受信はサポートしておらず、3G回線で利用する必要がある。Eメールの初期設定も、国内の3G回線接続時に行わなくてはならない。なおメールアドレスの変更は1日3回まで行える。
なお、機種変更でIS12Tを購入し、auケータイで受信していないメールがある場合やEメールの転送設定をしていた場合は、サーバに保存していた過去30日以内、あるいは容量12Mバイト以内のメールを、設定時にすべて受信するので注意が必要だ。未読メールが保存可能件数を超える場合は、それ以降のメールが受信できないので、メールを受信ボックスで削除する必要がある。
このほか、11月上旬以降のアップデートにより、迷惑メールフィルターの新規登録・変更が可能になるほか、メール本文中に記載されたメールアドレスからメールを作成する「mail to」やURLからWebブラウザを起動する「URL to」などの機能が追加される予定。本文入力時の、行頭スペースの入力や海外ローミング時のメールアドレス変更、自動転送設定などもサポートする予定だ。
Cメールについては、引き続き対応を進める予定だが、現時点では対応スケジュールは未定とのこと。Cメールは引き続き受信のみの対応となる。
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