ドコモ、家庭菜園をサポートするSNS「みんなの園芸広場」を開始
NTTドコモは2月22日、28日から家庭菜園を楽しむ人をターゲットにしたSNS「みんなの家庭菜園」をオープンすると発表した。園芸情報の提供や利用者間の交流をサポートするほか、有料サービスでは専門家からのアドバイスや気象情報なども提供する。
NTTドコモが2月28日10時から、家庭菜園を楽しむユーザー向けに、園芸情報の提供やユーザー同士の情報交換、栽培日記の記録などをサポートするSNS「みんなの園芸広場」の提供を開始する。利用料は無料。2010年10月9日から実証実験を行ってきた「園芸サポートサービス」(仮称)を商用化する。4月1日からは、有料会員サービスも提供し、月額157円で詳細な情報提供を行う。
みんなの園芸広場は、植物を育てながら栽培日記を記録する、園芸を楽しむユーザー同士で情報交換をする、といった機能を提供するSNS。育てる植物の種類や栽培開始日などを登録しておくと、その植物に必要な間引きや追肥といった作業の説明を、適切なタイミングでメールなどで通知する。また共通の植物を育てる参加者同士で育て方を参考にしたり、互いにアドバイスし合ったりすることも可能。植物の栽培を楽しむ利用者同士の交流を支援する。
4月1日から開始予定の、月額157円の有料会員サービスでは、園芸の専門家(栽培アドバイザー)からアドバイスが受けられるほか、SNS利用者の居住地域の気温や降水量といった気象情報の履歴を提供。栽培の参考になる有益な情報を提供する。有料会員向けに提供する気象情報は、ドコモが全国で約3000カ所に展開する環境センサーネットワークの観測データを活用する計画。
サービスはみんなの園芸広場専用Webサイト(http://minnano-engei.jp/)にアクセスすれば利用できる。携帯電話、スマートフォン、PCに対応しており、ドコモ以外の機種でも利用できる。運営やコンテンツの提供にはNTTレゾナント、サカタのタネ、学研ホールディングス、学研パブリッシング、ウェザー・サービスが協力する。
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