写真で解説する「REGZA Phone T-02D」:今夏は“鮮やかさ”で勝負です(2/2 ページ)
ドコモ向け“REGZA Phone”の第3弾となる富士通製の「REGZA Phone T-02D」。前モデルのwithシリーズからNEXTシリーズに“移籍”して、映像美を極めたハイスペックスマートフォンとして登場する。
センサー関連では、新たに温湿度センサーとカラーセンサーを搭載。温湿度センサーによって周囲の温度・湿度を専用アプリで確認できるようになった。温湿度センサーも富士通のハイエンドiモードケータイの特徴的機能のひとつだけに、富士通の目指す“全部入り”がスマートフォンでも一歩前進、といったところだろう。また、カラーセンサーは、その場の光の状況を検出し、画面の色味を自動調整する「インテリカラー」機能で利用される。
従来からあるジャイロセンサーを活用した機能としては、歩数計だけではなく、手に持っている間は画面をスリープさせない「持ってる間ON」機能や、自動的にブラウザー画面を自動拡大する「あわせるズーム」機能など、機能が大幅に拡充している。通話関連では、着信時の状況に合わせて着信音量を自動調整する「気配り着信」や、音が反響しやすい場所での反響音を削除する「響カット」を新たに搭載した。
発表会の展示機はOSにAndroid 4.0.3を搭載し、内蔵メモリー(ROM)8Gバイトのうち、4.31Gバイトが内蔵ストレージとして割り当てられていた。製品には16GバイトのmicroSDHCが標準で添付される。端末ロック画面はセキュリティ設定をしない場合は、ドコモ標準デザインとなるが、ロック解除と同時にカメラを起動できるカメラボタンが追加された。通知画面は、Android 4.0標準デザインのものの上部にスイッチボタンが付く、という雰囲気だが、スイッチボタンのカスタマイズができるようになった。シャットダウンメニューには“再起動”が追加されている。


内蔵ストレージは展示機では4.31Gバイトが割り当てられていた(写真=左)。通知画面でのスイッチは12種類の中から任意のもの8つを表示できるように改められた。スイッチの長押しでカスタマイズが可能だ(写真=中央)。電源キーを長押しすると出るシャットダウンメニューには“再起動”が追加された。待っていた人も多いかもしれない(写真=右)システムキーについては、従来通りのメニュー、ホーム、バックキーが物理キーとして付いている。物理式なのは「富士通のこだわり」(説明員)で、誤操作をしないようにとの配慮からだそうだ。“アプリ履歴”については、ホームキーの長押しで表示できる。アプリ履歴もAndroid 4.0標準のものに準拠しているが、下部に“タスクマネージャー”ボタンがついている。起動すると、起動中のアプリが表示され、そこからタスクを終了させたり切り替えたりすることも可能だ。

起動しているアプリの一覧はAndroid 4.0標準とほぼ同じ(写真=左)だが、独自にタスクマネージャーも搭載している(写真=右)。タスクマネージャーはAndroid 2.3のころから搭載されているが、タスク切り替えもできるように改善されているソフトウェアに関しては単にOSをアップグレードしただけではなく、使い勝手向上の工夫もなされている。画面の端からスライドすると現れる「スライドランチャー」や、「NX!INPUT」での手書き入力機能の強化など、多岐にわたっている。

画面の端から画面をフリックするといつでも呼び出せる「スライドランチャー」。ホームアプリを問わず利用できる(写真=左)。「NX!INPUT」はキースクリーン面だけでなく、より広い画面領域を使った手書き入力ができるようになった(写真=右)


ホームは、富士通標準の「NX! comfort UI」(画像=左端、左中)、ドコモ標準の「docomo Palette UI」(画像=右端、右中)とAndroid 4.0標準の「ランチャー」から選択可能。NX!comfort UIとPalette UIはAndroid 4.0化を受けて機能追加や操作感の改善が行われている関連キーワード
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