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ドコモ、700MHzを使ったLTEサービスを2015年にスタート
ドコモは、新たに割り当てが決まった700MHz帯によるLTEサービスを、2015年1月から開始すると発表した。
NTTドコモは6月28日、700MHz帯の電波を使用するLTEサービス(サービス名『Xi』)を2015年1月から開始すると発表した。
700MHz帯については、イー・アクセス、KDDI、NTTドコモの3社が3.9G通信(LTE)用の周波数として総務省に割り当てを申請。同省の諮問機関である電波監理審議会(電監審)が3社の計画を認定するのが妥当と答申し、28日に総務大臣が3社を正式に認定した。
ドコモは現在、2.1GHz帯を使ったLTEサービスを提供中。10月からは800MHz帯と1.5GHz帯を使ったLTEサービスを開始する計画で、いわゆる東名阪バンドの1.7GHz帯も2014年度以降からLTE向けに利用する方針だ。700MHz帯は、これらに続く5つ目の周波数となる。
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