KDDI、11月28日から「Smart TV Box」を提供――「JCNスマートテレビ」を開始
KDDIが、Android 4.0搭載のセットトップボックス「Smart TV Box」を11月28日から提供する。JCNと提携し、「JCNスマートテレビ」を開始する。利用料金は月額9450円から。
KDDIは11月28日、Android 4.0搭載のセットトップボックス「Smart TV Box」を、JCN(ジャパンケーブルネット)の「JCNスマートテレビ」として商用化する。
Smart TV Boxは、地デジ/BS/ケーブルテレビ放送を受信できる、日本ケーブルラボの技術仕様に準拠したセットトップボックス。製造元はパナソニック。サイズは176(幅)×51(高さ※足含む)×176(厚さ)ミリ。HDDは内蔵していないが、外付けHDDを使った録画は可能。Wi-Fiアクセスポイント機能も搭載しており、IEEE802.11a/b/g/nと2.4GHz/5GHzをサポートする。
JCNスマートテレビを利用するには、JCNの「スマートマックス」か「スマートマックスwithタブレット」に契約する必要がある。スマートマックスは、地デジ、BS、CS多チャンネルと、下り最大100Mbpsのインターネットを月額9450円で利用できるサービス。スマートマックスwithタブレットは、NEC製の10.1インチタブレット「LifeTouch L」に専用の機能を加えた「LifeTouch L for JCN」を4935円で購入できるコース。契約から2年間の利用料金は月額1万1025円で、2年経過後は料金コースが自動的にスマートマックス(月額9450円)に移行する。タブレットはSmart TV Boxのリモコンとして利用できる。JCNスマートテレビの申し込みはJCNのWebサイトから行える。
JCNのサービス開始に伴い、KDDIはカレンダー、レシピ、ショッピング、教育などに関するアプリをSmart TV Box向けに提供する。Smart TV Boxではauスマートパスで提供中のアプリ(100以上)や、Google Playで配信されているアプリ(200以上)も利用できる。
さらに、auスマートフォンやLifeTouch Lと連携するアプリとして「Smart TV Remote(アプリモコン)」「Connect Play(コネクトプレイ)」「Smart TV Remote DMC」を提供する。アプリモコンでは、スマホやタブレットをリモコンとして利用できる。コネクトプレイは、Smart TV Boxの動画やゲームを、Wi-Fi経由でスマホやタブレットから利用するためのもの。Smart TV Remote DMCでは、Smart TV Boxで録画した番組をスマートフォンやタブレットでも視聴できる(DLNA/DTCO-IP対応)。スマートフォンの対応機種(11月28日時点)は「G'zOne TYPE-L CAL21」「VEGA PTL21」「Xperia VL SOL21」「Optimus G LGL21」「GALAXY S III Progre SCL21」「AQUOS PHONE SERIE SHL21」「DIGNO S KYL21」「ARROWS Z ISW13F」「AQUOS PHONE SL IS15SH」「URBANO PROGRESSO」「HTC J ISW13HT」。
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