動く写真、“シネマグラフ”が手軽に作れるAndroidアプリ「motiongraph」
ソニーデジタルネットワークアプリケーションズが、写真の中の一部が映像のように動く「シネマグラフ」が手軽に作成できるAndroidアプリ「motiongraph」をリリースした。価格は99円。
ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ(SDNA)が12月12日、静止画の一部だけを動画のように動かす画像を簡単に作成できるAndroidアプリ「motiongraph」をリリースした。Google Playからダウンロードできる。価格は99円。
motiongraphは、SDNAが動物のアイコンでリリースしている画像加工アプリケーションシリーズの1製品。2秒程度の動画を撮影し、映像の中で動かす部分と動かさない部分を指で範囲選択して保存するだけで、シネマグラフ(Cinemagraph)と呼ばれる作品が作れる。撮影時に発生しやすい手ブレはソニー独自の技術で軽減しており、手持ちで撮影しても完成時のクオリティは高い。アプリ内に撮影機能も持っており、ホワイトバランスや露出、フォトライトのオン/オフ、シーン検出などの動作を細かく設定可能だ。
撮影した映像は、始点と終点を指定でき、再生方向も順方向と逆方向のループが設定可能。再生速度を変更したり、再生の滑らかさを調節したりもできる。また、ソニー独自の「繰り返し検出技術」を備え、動画の中で繰り返し動く動作がある部分を、自動的に切り出す機能も用意した。映像によっては、撮影したものが編集なしでそのままシネマグラフになる。
完成した作品はFacebookやTwitter、メールで共有できる。映像はアニメーションGIFに加工されるため、Facebookのタイムライン上でそのまま観ることはできないが、サムネイル付きのリンクを投稿してくれるので、リンクをクリックすると視聴できる。
なお、motiongraphは、シネマグラフの撮影と作成ができるだけでなく、世界中のユーザーが公開した作品を閲覧することも可能。アプリを起動すると、新着の作品が表示される。また「アート」「トリック」「お笑い」「カワイイ」「いやし」「こわい」といったカテゴリー別に分類されたものを表示することも可能だ。なお、motiongraphで作成した作品は、PCサイトやスマートフォン向けサイトでも新着の作品が閲覧できる。アプリを購入していないユーザーでも楽しめる。
対応機種は、Android 2.3以降を搭載したスマートフォン。SDNAのWebサイトでは、動作確認済み機種の情報も公開している。
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