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写真と動画で解説する「INFOBAR A02」(ソフトウェア編):確かに“ようかん”だった(3/3 ページ)
INFOBARと言えば、外側のデザインに注目が集まりがちだが、「INFOBAR A02」はUIもデザインの一部になるよう作り込まれている。バージョンアップした「iida UI 2.0」は何が新しいのか。詳しく見ていこう。
基本UIやカメラをチェック
そのほかの、基本的なインタフェースも見ていこう。INFOBAR A02はディスプレイ面に物理キーを搭載しておらず、画面の下部に戻る/ホーム/マルチタスクキー(仮想キー)を採用しているので、その分、画面の表示領域が狭い。INFOBAR A02と同じHTC製の「HTC J butterfly」のディスプレイ面にも物理キーはないが、センサーキーを別途搭載しているので、INFOBAR A02よりも表示領域が広い。通知バーにWi-Fiやテザリングなどのショートカットが置かれていないのはHTC J butterflyと同じで物足りない。ただ、テザリング、GPS、マナーモード、自動回転、Wi-Fiをワンタッチで設置できるウィジェットは用意されている。内蔵ストレージ(ROM)は16Gバイトで、展示機で確認した空き容量は11Gバイト強だった。RAMは1Gバイト。
通知バーは、設定パネルがほとんどない簡素な内容だ(写真=左)。ウィジェットからWi-FiやGPSなどの設定ができる(写真=中)。最近使用したアプリ一覧。サムネイルやアイコンが縦向きに並ぶHTC J butterflyとは異なり、INFOBAR A02は横向きに並ぶ(写真=右)
設定の第1階層に「iida Home設定」と「ロック画面のショートカット」があるのがHTC J butterflyとの違い。左端のアイコンもINFOBARオリジナルものが使われている(写真=左、中)。ストレージの空き容量。スクリーンショットを数枚撮った後の画面なので、厳密な初期状態の容量とは異なる(写真=右)
カメラはHTC J butterflyと同じモジュールを採用しており、有効約800万画素のメインカメラと、有効約210万画素のインカメラを搭載している。HDR撮影、パノラマ撮影、高速連写、スローモーションビデオ、動画撮影中の静止画キャプチャなどが利用可能。インカメラもF2.0と明るいほか、88度の広角レンズを採用しているので、広範囲をキレイに写せる。
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